日本庭園の池のほとりに薄の叢があって、その根元に、イネ科の植物に寄生するナンバンキセルの痕跡を見つけました。
④ 江戸菊花壇
花が咲いた後、花びらの変化を楽しむ菊です。
江戸で発達した古典菊で、新宿御苑では、明治 11 年から作っているそうです。
一つのまとまりの花の数はきまっていて、25 ~ 27 であると観察しました。
次の花壇への途中、茶屋がありました。
楽羽亭の前に券売機があって、「和菓子付き抹茶 700 円」でした。
④ 一文字菊・管物(くだもの)菊花壇
(管物(くだもの)と呼ばれる菊花。花弁が管状になっている)
⑥ 肥後菊花壇
九州で発達した肥後菊です。
青竹の上家と黒土を敷き苔を散らした土間と清楚な古典菊との調和がみどころです。
⑦ 大菊花壇
最後は、てまりのような形の大菊の展示です。
一花、一花の優美さは言うまでもなく、花全体の色彩の変化、花壇全体の総合美などが見どころです。
明治元年皇室の紋章に定められた菊花。
最初は皇居内で始められた菊の栽培が、大正 14 年にはすべて新宿御苑に受け継がれたそうです。
「皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ」とパンフに書いてあるのはそのことを指すのでしょう。
いずれにせよ、今年も一点の歪みもない立派な菊花展でした。
新宿まで足を伸ばした、甲斐があったようですね。
天晴れ、大拍手の菊花の饗宴の様子が分かります。
それにしても、「人が丹精を込める」って、
凄い事ですね。
この 3 年間ずっと行って、少しずつ菊について関心を持つようになりました。今の興味は、古典菊です。
「大つくり」に見られるように、菊の力に今更のように驚嘆しています。
「菊」の字の名が多いのもうなづけます。