雨曇子日記

エイティライフの数々です

”わの会”朗読の集い

2020-12-19 13:28:45 | つれづれ

          (12月18日午後の柏市)

 

12月18日(金)午後2時よりアミュゼ柏・プラザで、第13回わの会朗読の集いが催された。

第12回は昨年の4月で、今年は3月21日に予定しチラシも配って準備を進めていたが、コロナ禍で自主的に取り下げ、その仕切り直しとして臨んだ今回の開催だ。

 

 

コロナ禍は、収まる気配がなく、東京では822人、柏市でも12人の感染者が出たが、完全な予防対策を取った会場には約40人の聴衆が集まり、予定通り会は進められた。

プログラムの最初の朗読は、亀田昭氏「黄金風景」(太宰治)だった。

 

 

アルツハイマーという病を得て、9月からはデイケアに通われるようになった亀田氏だが、仲間の数倍も練習を重ね、大杉富子さんに支えられつつ、末尾の文章「・・・彼らの勝利は明日の出発にも光を与える」まで、立派な朗読ぶりだった。

 

 

二番バッターは大和田百合子さん。JR上野駅の壁画でも知られる洋画家猪熊源一郎作「みっちゃん」は、飼い猫で疎開したころの暮らしを描いたもの。

三番手は池田洋子さんが菊池寛作「藤十郎の恋」を生々しく情感たっぷりに朗読された。

 

 

15分の休憩を挟んで、松本なおみ「新美南吉・二つの短編」、川上キ美子「幸田文・濃紺」、大杉富子「樋口一葉・大つごもり」の朗読があった。

 

       (松本なおみ・音楽も担当され全体に効果的だった)

    (10月に膝の大手術をされたが車いすでも出ると頑張られた由)

 (会の座長的存在大杉富子・困難な状況の中でよくぞここまでとご苦労が偲ばれる)

 

会の最後に、80歳を迎えられた亀田昭氏が「天寿の詩」を吟じられた。

 

 

13回と回を重ねたこの”朗読の集い”、ますますお元気でご活躍くださいますように!!

 

 

 

 

 

 


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