(ヤブガラシの花)
「山渓カラーガイド 野に咲く花 1 」丸山尚敏著 には、こう書かれている。
うっかりしてこれが生えるのを放っておくと、どんどん地下茎を伸ばして繁殖し、つるを何本も出して他の植物にからみ上ってそれらを覆ってしまうので、大切な庭木もひとたまりもなく枯れてしまう。わがもの顔でのさばっている藪でさえ一度このヤブガラシに這い上られるとたいがい枯れてしまう。さしもの藪でも枯らしてしまうところからこの名が付いた。・・・田舎の子供たちは習字の時間にこの巻きひげを採りスズリですりつぶして、墨が濃くなったといって喜んでいた。
(柏市大島田交差点歩道橋のたもと 8.2 撮影)
私がこの植物を初めて知ったのは手賀沼遊歩道。以後気を付けて見ると一般の道路わきなどでいくらでも見られた。
そのうちに、隣家の庭に見かけるようになって、今年は特に勢いよく伸びてきたので、申し出て刈り取らせてもらった。
墨が濃くなるかどうかはまだ試していない。