4 月 3 日(月)に六義園に行きましたが、有名なシダレザクラはすっかり葉桜になっていました。
(しかたがないので、傘の上のコップ回しを見ました)
(園内に残ったサクラの花)
六義園は、「和歌の心息づく雅な大名庭園」ということで、落ち着いたたたずまいでした。
わかのうらあし辺のたづのなくこゑに夜わたる月のかげぞひさしき(渡月橋)
元禄時代柳沢吉保によって造園されたこの六義園は、明治になって岩崎彌太郎の別邸になりますが、その頃のつつじの古木材で作られた“つつじ茶屋”に行き、そこで、草笛の会の佐野紀元さんの演奏を聴きました。この場に相応しい音色と私は感じました。
(キブシの花房の先につつじ茶屋)
食事に立ち寄った“おつな寿司”のあたりは昔は「駕籠町」で中山道板橋の宿から、身なりを整えて江戸に入る人達の駕籠かきが住んだそうです。
(おつな寿司のシンプルなランチ 700 円)
(小学校の校名に残る「駕籠町」)
本郷通りにある“吉祥寺”に来ました。
家康入府の頃、和田倉門あたりにあったこの寺は、江戸城大拡張で、神田駿河台に移りその地に 17 年あって、明暦の大火で被災しこの駒込の地に再度移った。その際門前町に住んだ人達が移りすんだのが、今の中央線沿線の「吉祥寺」だそうで、寺は、実はここにあるのだ。
思わぬ花見に感激だった。