この子がウチに来たのはもう20年くらい前。
元々、オフィスに、部下のデスクにあった高さ20cmくらいの鉢。
元気なくなったのを見かねて連れ帰った。
オフィス全体のグリーンは僕が管理してて、
個人の鉢で、弱った子は大抵集まってきてウチに。
6月初め。
いままで観たことのない、何かフシギなカタチの新芽のようなのがふたつ。
まさか花が咲くなんて思ってもいなかったから・・。
調べて、これがツボミらしいと分かって、びっくりぽん!
でも
パキラはほとんど咲かない、と。
咲く可能性のあるのは、種から育てた株(実生株)で、5~10年。
しかしこの鉢は、10年以上前に挿し木で増やしたいくつのかのひとつ。
6/16。最初の開花。
気づいたのは夕方。
撮ろうとしたら、音もなく落ちた・・。
ふたつしかツボミつかないのに一日花なんだ!
大丈夫、あとひとつ!
6/25、22時過ぎ。
突然、家中に強烈な芳香!
もしやと、玄関に置いた鉢を観に行くと、
ワォ、咲いた♪
しかし、
最初の花のときと比べ物にならないくらい強烈な香り!
どうして違うの?
どうして夜中に咲くの?
僕に気づいてほしくて? まさかね・・。
翌朝には、もう落ちて・・。
サヨナラ、またライネン咲いてね。
まだ、仄かに香りが♪
(Pachira)パンヤ(アオイ)科パキラ属。
原産地 中南米。
樹高、20mに。
2018/6/25 撮影。