初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ムクノキ   ムクノキの花の森を知っている      千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2021-04-29 00:01:05 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

ムクノキの花の森を知っている。

 

この樹の下をどれだけ長い年月歩いたでしょう。

去年7月初めに、ふと緑の実と目が合って。

 

ショカ、違うよ・・。

 

エノキじゃないよ・・。

 

ともだちだけど違うよ・・。

 

初夏に咲くから待ってて・・。

 

 

(椋の木)アサ科(ニレ科)ムクノキ属。落葉木。

関東以西沖縄まで、中国、東南アジアに分布。

雌雄同株。雌雄異花。

花期、4~6月ころ。花径、2mmくらい。

実は10月ころに熟す。甘く、食用に。

この黒紫色は椋実色(むくみのいろ)と呼ばれる。

樹高、30mくらいに。

葉をトクサのように、木材、漆器などの研磨に使われる。

名の由来、古木の樹皮がはがれ剥片(はくへん)となる。

剥く(むく)からの説他。

エノキ(榎・アサ科(ニレ科))にそっくり。

葉に手が届くなら、ツルツルのエノキに対して、

研磨剤のムクノキで分かる。

 

 

 

アーカイブ。

7月初め。

 

 

9月中旬。

 

 

 

10月中旬。

 

 

12月末。

 

 

仲間。アーカイブ。

エノキ

(榎)アサ(麻)科(ニレ科)エノキ属。

分布、日本、東、東南アジア。

花期、4月ごろ。雄花、両性花。

5mmくらいの実は食べられる。

高さ20m以上、幹の直径は1m以上に。

江戸時代に街道の一里塚として植栽。

名の由来、実を鳥が食べる「餌(エ)の木」、

「枝(エ)の多い木」の説。

 

 


フウ    風だけが知っている     千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2021-04-28 00:01:41 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

古代日本にあったフウは何故滅びたのだろう。

木に風でフウ。

ソラをゆくうつくしいなまえ。

風だけが知っている。

 

 

 

(楓)フウ科フウ属。

台湾、中国南部原産。江戸時代中期に渡来。

しかし、古代日本には存在していたことが分かっている。

高貴な樹として徳川家によって持ち込まれ、江戸城、日光東照宮等に。

皇居内には当時のものが残っている。

花期、4月ころ。 雌雄同株、雌雄異花。

果実は集合果、10〜11月成熟。

樹高、20~40mくらい。原産地では60mにも。

名の由来、楓は、風にゆれて葉や種を飛ばすようすから、木に風。

ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の総称であるカエデに楓をあてるが、

似た葉を混同し誤ったのが現在も使われている。

 

 

アーカイブ。

11月下旬。

 

12月末。

 

 

1月初め。

 

1月中旬。

 

 

 

4月中旬。雌花。

 

 


オニグルミ     宇宙の果て     千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2021-04-27 00:01:39 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

宇宙の果てで出逢うようなフシギウツクシイ花が咲くと、

初夏の船が風をはらむ。

 

 

 

(鬼胡桃)クルミ科クルミ属。

和グルミとも。

原産・分布 日本、樺太。

花期は4月(一般的には5~6月ごろ)。

風媒花、雌雄同株で雄花と雌花が咲く。

樹高、30mくらいに。

一般に市販されているのはテウチグルミやシナノグルミ。

オニグルミは、やや小さく、殻が厚く堅い。

名の由来、呉(中国)の実、呉実(クレミ)が訛った説。

鬼は、種子の表面のようすや、大きいようすから。

ふるさと新潟では、太巻きにくるみが入ってる。

今でも食べるときには、ひとかけら必ず入れて♪

オニグルミを使うのがホンモノらしい。

毎日少しづつ、チーズやドライフルーツと一緒に食べています。

ウイスキーやワインと。

 

 

 

アーカイブ。

1月下旬。

 

 

4月初め。ほどけていく春。

 

 

 

 

4月下旬。雌花。

 

 

4月下旬。雄花。

 

 

5月初め。

 

 

5月中旬。

 

 

7月下旬。

 

 

10月中旬。

 


ヒメウズ    タネが、咲きました     千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2021-04-26 00:01:36 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

生まれた森に帰るように、

タネが、

咲きました。

 

花も実も葉もうつくしい。 

 

 

(姫烏頭)キンポウゲ科ヒメウズ属。

分布、日本(関東以西)、東アジア。

多年草、花期は3~5月。

花径4~5mm。花弁に見えるのは顎片。

高さ20~35cm。

キンポウゲ科特有の毒性と、漢方で全草が薬草を併せ持つ。

ウズは、鳥帽(トリカブト)のことであり、

小さなトリカブトの意味。

トリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)の名の由来は、

花が鳥兜・烏帽子に似ている説。

 

 

 

アーカイブ。

12月下旬。

 

 

1月初め。

フシギなチカラの場所。 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

 

2月下旬。

 

  

 

3月中旬。

 

 

3月下旬、僕を見ている。

 

 

 

4月中旬。

 

4月下旬。タネが咲く。

 

 

5月初め。

  


ミドリハカタカラクサ   もれふるショカイロのひかり     千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2021-04-25 00:01:08 | 千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

 

仄暗い森縁の大群生。

もれふるショカイロのひかり。

 

 

 

(緑博多唐草)ツユクサ科ムラサキツユクサ属。常緑多年草。

南アメリカ原産。昭和初期に渡来。

花期、4~6月。花径、2.5cmくらい。草丈、50cmくらいに。

トキワツユクサ(常磐露草)ツユクサ科ムラサキツユクサ属、

別名、ノハカタカラクサ(野博多唐草)は、

葉の下面や茎、花柄が紫色で、やや小さい。

名の由来、博多唐草は葉の縞模様が博多織(絹織物)に似てることから。

これが野生化し、模様が消えたため、ミドリ、と。

植物名としての唐草は、

ウマゴヤシ(馬肥・地中海地方原産でマメ科ウマゴヤシ属)の別名。

唐草模様は、ツタ植物をモチーフにしたもの。

 

 

アーカイブ。

4月下旬。

 

 

5月初め。

 

 

 

5月中旬。

 

 

 

 

仲間。アーカイブ。

トキワツユクサ

(常磐露草)ツユクサ科ムラサキツユクサ属。

ノハカタカラクサ(野博多唐草)とも。

南アメリカ原産。昭和初期に渡来。

花期、6-8月。花径、1~1.5cmくらい。

 

 

 

ムラサキツユクサ

(紫露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属。多年草。

原産、北、熱帯アメリカ。明治に渡来、野生化。

花期、6~10月。花径、3cmくらい。

紫色が基本で、白やピンク、赤紫も。

草丈、90cmくらいに。

 

 

 

ムラサキゴテン

 (紫御殿)ツユクサ科ムラサキツユクサ属。多年草。

原産地はメキシコ。1955年に渡来。

花期、5~11月。草丈、60cmくらいに。

名の由来、花も葉も茎までも紫のようすからの説。