初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ゲンペイコギク   凛として、愛らしくて、     千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2022-04-29 00:01:17 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

 

凛として、愛らしくて、

つよくてきれい。

知性さえ感じてしまうほど。

 

ほぼ1年中咲いてる。

 

 

咲きだしたスイカズラ、ツルニチニチソウと。

 

(源平小菊)キク科ムカシヨモギ属。常緑多年草。

原産地は北アメリカ。明治末期または、戦後1949年ころに渡来の説。

関東以西に野生化。 花径2cmくらい。草丈、20cmくらい。

花期、2~12月(一般的には4~11月)。

花の色は時間が経つにつれてピンクに変化。源平の由来。

受粉適正時期を色で知らせる説。

別名をペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)。

嫁菜の由来、摘み草は嫁の仕事であった説。

良い菜の意で「よめな(吉菜)」とする説。

「よめ」は姫の意で、花が小さくかわいらしいことからとする説など。

ペラペラは薄い葉の様子。

ムカシヨモギ(昔蓬)、名の由来。

ヨモギは、どこでも繁殖するで「四方草」(ヨモギ)、よく燃える意で「善燃草」(ヨモギ)の説。

しかし、昔の由来が分からない。

ケナシヒメムカシヨモギ(毛無し姫昔蓬)というすごいなまえのがいる。

 

 

 

アーカイブ。

12月上旬。

 

 

 

2月中旬。

 

 

4月下旬。

 

 

 

 

 

5月初め。

 

 

5月下旬。

 

 

7月初め。

 


クワ     ヒカリに溢れた遠い日の景色        東京都江戸川区小川の辺

2022-04-26 00:01:50 | 東京都江戸川区小川の辺

 

 

遠い日のふるさと新潟。

桐とともにとても馴染みあって、

当たり前の風景の中の樹だった。

養蚕はもう行われていなかったはずなのに、

大きな樹の記憶がない。

どこかで観たかすかな遠い記憶だけ。

 

 

(桑)クワ科クワ属。

日本原産のヤマグワ、中国原産のカラグワ他。

カイコの餌として古来より重要な作物。

春に開花し果実は初夏に熟す。

樹高、15mくらいになる。

雌雄異株だが、同株のものも。

奈良時代から受け継がれてきた皇室の伝統として養蚕は、

季節の風物詩として、毎年報道される。

名の由来、「食葉(くは)」、「蚕葉(こは)」が訛りと。

ふるさと新潟の子供時代に、

桑畑や、養蚕のようすが記憶に残っています。

地図記号「桑畑」は、使われなくなって地図から消えてしまいました。

 

 

 

アーカイブ。

4月上旬。雌花。

 

 

  

 

 

4月中旬。

雄花。

 

 

5月中旬。

 

 

 

 

5月下旬。

 

 

 

 


ヒメワスレナグサ(キュウリグサ)    時空を超える、薄藍色のちいさなドア     千葉県市川浦安アスファルト脇植物園・自宅

2022-04-23 00:01:31 | 植物の名前

 

 

地球を何周しても、

宇宙の果てまで行けたとしても、

時空を越える日がきても、

この子のうつくしさを知らずに生きてしまったのなら、

ホントウは、

どこにも行けていない。

時空を超える、薄藍色のちいさなドア。

 

コゴメホシノヒトミと一緒。

 

名の由来、葉をもむとキュウリ(ウリ科キュウリ属)の匂いがすることから。

理解できない発想。・・5点。

キュウリの語源は黄瓜(きうり)。元々熟して黄色になって食用に。

胡は中国の地名由来。

似ていれば何でもいいのではない。

そう感じたからといって、命名していいのではない。

ヒトの暮らしの中に、ヒトとともにある植物たちを呼ぶとき、

どんな情景を思い浮かべるのか、その想像力が試される。

属の違いを越えて、ヒメワスレナグサ(姫勿忘草)とか。

 

(胡瓜草)ムラサキ科キュウリグサ属。越年草。

アジアの各地に分布。

別名、タビラコ(田平子)。春の七草のそれとは異なる。

花期、10~7月、真夏以外(一般的には3~5月)。

花径、2mmくらい。草丈、15-30cmくらい。

 

 

アーカイブ。

10月中旬。

 

 

12月下旬。

 

 

1月下旬。

 

 

2月中旬。

 

 

 

2月下旬。

 

 

ヴェロニカ シムバラリアコゴメホシノヒトミ)と。

ヨーロッパ原産。

標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。

 

 

3月上旬。

 

 

コゴメホシノヒトミアカバナルリハコベが底から伸びてきてる。

アカバナルリハコベ(赤花瑠璃繁縷)サクラソウ科ルリハコベ属。1年草。

ヨーロッパ原産。江戸後期~明治初期に渡来。本州以西の海岸地域に分布。

 

 

3月中旬。

 

 

 

4月下旬。

 

 


ヤエムグラ   花が咲くことを知っている   千葉県市川浦安アスファルト脇植物園

2022-04-20 00:01:31 | 千葉県市川・浦安アスファルト脇植物園

 

 

花が咲くことを知っている。

 

ウチのホソナガカンバス植物園にも、

アスファルト脇植物園にも、鉢にも、

どこにでも出てくる。

この子にうつくしい花が咲くことを、

それが花だと知っている。

 

 

コゴメホシノヒトミと。

 

(八重葎)アカネ科ヤエムグラ属。1~越年草。
日本各地、世界に分布。

花期、2~6月(一般的には5~6月)。

花径、2mmくらい。長さ、1m近くに。

葉、茎は食用。薬効あり、ハーブティーにも。

市販されてるハーブティーにも含まれていることが。

下向きの棘(逆刺・かえり、さかとげ)があり、強烈にまとわりつく。

名の由来、葎の意味は、広い範囲にわたって生い茂る雑草や茂み。

重なって生えるようすを八重と。

百人一首は、八重の、葎で、鬱蒼とした野草を表し、

カナムグラ(鉄葎)アサ科(クワ科)カラハナソウ属(カナムグラ属)を指している説。

 

こちらもドウモウウツクシイ、

カナムグラ(鉄葎)アサ科(クワ科)カラハナソウ属(カナムグラ属)。

  

  

 

アーカイブ。

2月初め。

 

2月中旬。

 

 

3月下旬。

 

 

4月末。

 

 

 

コゴメホシノヒトミと。

 

ヤハズエンドウ、と

(矢筈豌豆)マメ科ソラマメ属。越年草。 別名、カラスノエンドウ(烏野豌豆)。

 

 

 

コゴメホシノヒトミヴェロニカ シムバラリア

(小米星の瞳)オオバコ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属。越年草。

花径は、5mmくらい。ホシノヒトミより少しちいさい。

1961年東京・小石川植物園に渡来。逸出し野生化。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。

 

 

アカネ科の仲間

 

ヨツバムグラ

(四葉葎)アカネ科ヤエムグラ属。

日本、東アジアに分布。

花径、1mmくらい。花期、5~6月。

 

 

メリケンムグラ

(米利堅葎)アカネ科オオフタバムグラ属。

北アメリカ原産。1969年に岡山県で確認。

花径1cm前後。1日花。

 

 

オオフタバムグラ

(大双葉葎)アカネ科オオフタバムグラ属。

北アメリカ原産。花径5mmくらい。

9月下旬。

 

 

クルマバソウ

(車葉草)アカネ科 クルマバソウ属。

ヤエムグラ属に統合が検討されるほど似ている。

原産: ヨ-ロッパ 東アジア。

北海道、本州に分布。山地の森林に。

花径、3~5mmくらい。

 

 

この子もアカネ科。

ヤイトバナ属サオトメカズラ

標準悪名 屁 糞 葛(ヘクソカズラ)

宇宙の果てに捨ててきたい。

 

 


タチホシノヒトミ(ヴェロニカ アルベンシィ)   植物たちへの感謝をうつくしいにほんごのなまえで   千葉県市川浦安アスファルト脇植物園

2022-04-17 00:01:32 | 植物の名前

 

 

うつくしいなまえ、

うつくしいにほんご。

 

植物たちへの感謝をことばにする、

できるだけうつくしいことばで。

 

似ていれば何でもいいのではない。

そう感じたからといって、命名していいのではない。

ヒトの暮らしの中に、ヒトとともにある植物たちを呼ぶとき、

どんな情景を思い浮かべるのか、その想像力が試される。

 

 

 

タチホシノヒトミ(立星の瞳・ヴェロニカ アルベンシィ

オオバコ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属。

学名、Veronica arvensis。

ヨーロッパ、アフリカ原産。明治のなかごろに確認。

花期、4~6月。花径、4mmくらい。

草丈、30cmくらいに。

ヨーロッパから来た、青い瞳のうつくしい子、

ヴェロニカ アルベンシィ。

宇宙の果てに捨ててきたい標準悪名 立 犬 の 陰 嚢(タチイヌノフグリ)。

犬の陰嚢(イヌノフグリ)に似ていて、直立してるから、と。

コレハニホンゴデスカ?

科のオオバコ(大葉子)は、大きな葉の様子からの説。

ゴマノハグサ(胡麻の葉草)はカタチ。

属のクワガタソウ(鍬形草)は、扁平な果実のカタチと萼片が、

兜と角状の飾り、鍬形に似てることから。

 

アーカイブ。

3月中旬。

 

4月下旬。

  

 

タチホシノヒトミとホシノヒトミ

 

 

 

 

5月初め。

 

 

 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の仲間。アーカイブ。

ホシノヒトミ

ゴマノハグサ科(ゴマノハグサ科)クワガタソウ属。越年草。

ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化。

古からの別名には、ホシノヒトミ(星の瞳)、

瑠璃唐草(ルリカラクサ)、天人唐草(テンニンカラクサ)。

標準悪名 大 犬 の 陰 嚢(オオイヌノフグリ)。

標準和名に、役に立たないことを、犬に例えるセンスのなさ、

 

  

 

 

フラサバソウ

オオバコ科クワガタソウ属。

ヨーロッパ原産。

明治初期に長崎県で初めて確認。

草丈10~30cmほどの越年草。

花径、3~4mm。花期は4~5月。

 

 

ヴェロニカ シムバラリア(コゴメホシノヒトミ)

ゴマノハグサ科クワガタソウ属。越年草。

学名:(Veronica cymbalaria)、ヨーロッパ原産。

花期は2~4月。草丈、20cmくらいに。

花径は、5mmくらい。ホシノヒトミより少しちいさい。

1961年東京・小石川植物園に渡来。逸出し野生化。

標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。