初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

ムクロジ   高く、遠く    東京都江東区都立の森

2020-01-31 00:01:58 | みんなの花図鑑

 

フユソライロのカンバスに、

ムクロジの透明感ある実が、

高く、遠く。

 

子の健康を願う、

うつくしいなまえ。

うつくしいにほんご。

 

 

(無患子)ムクロジ科ムクロジ属。

南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯域に分布。

日本では、新潟、東関東以西に。

果皮はサポニンを含み、石鹸代わりになる。

花径、5mm。5~6月頃に咲き、

咲き終わると地上に降り注ぐ。

雌雄同株で、雌花 (両性花) ・王冠型の雄花を同一花序に。

樹高、30mくらいにも。

名の由来、漢名「無患子」(ムカンシ)は、患わない子の意。

訛ってムクロジに。

種子が、無病息災のお守り、羽子板の、羽の玉に使われた。

 

 

 

アーカイブ。

2月下旬。

 

 

4月下旬。うつくしいハジマリ。

 

5月下旬。

 

 

6月中旬。

 

 

9月上旬。魔法のテープ。まだ青い実。大きいのはトチノキの実。

 

10月上旬。ハグするとヒトも自然の一部なんだと確認するようで、

すこしうれしい。

 

11月中旬。

 

12月初め。

 


ニワトコとサオトメカズラ      ほどけていく早春    千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2020-01-30 00:01:34 | みんなの花図鑑

 

つめたい魔法が解けて、

ほどけていく早春。

 

細いツタはサオトメカズラ。

なかよし♪   

 

(接骨木)レンプクソウ科(スイカズラ科)ニワトコ属。

日本全土、東アジアに分布。

花期は3~5月。花径5mmくらい、10cmくらいの円錐花序になる。

果実は夏に熟す。樹高、6mくらいに。

骨折の治療の際の湿布剤に用いたことが名の由来。

日本でも魔除けにされるが、魔法使いの杖材料として有名。

 

 

 

 

アーカイブ。

2月下旬。

ほどけていく春。

 

 

3月初め。

 

3月下旬。

 

 

5月下旬。

 

6月下旬。

 

仲間。

 

ウグイスカグラ

(鶯神楽)スイカズラ科 スイカズラ属。

日本原産。花期は3〜5月。

果実は食べられる、6月に赤く熟す。

 

 

 

ガマズミ

(蒲染)レンプクソウ科(スイカズラ科)ガマズミ属。

日本(全国)、東アジアに分布。

 

 

 

アベリア

(Abelia)スイカズラ科ツクバネウツギ属。

和名、ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。

花径、1cmくらい。花期、5~11月。樹高、1.5mくらい。

 

アベリア・エドワードゴーチャ。

 

トランペット・ハニーサックル

(trumpet honeysuckle)スイカズラ科スイカズラ属。

標準和名ツキヌキニンドウ[突抜忍冬]。

原産地は北アメリカ。明治に渡来。

 

 

ともだち。

 

サオトメカズラ       

(早乙女葛)アカネ科ヤイトバナ属。

原産地 日本、東アジア。

標準悪名 屁 糞 葛(ヘクソカズラ)。

 


トキワハゼ     浅き夢       東京都江東区都立の森

2020-01-29 00:03:51 | みんなの花図鑑

 

たった一輪だけ咲いてた。

さすがにこの子をこの時期に観た記憶はない。

春の、伸びやかでうつくしいスガタには

もう少し眠り足りないかな。

 

(常盤爆)サギゴケ科(ゴマノハグサ科)サギゴケ属。

分布、日本、東、東南アジア、インド。

花長、1cmくらい。花期、4~11月。1年草。

名の由来、常磐は永久不変な岩の事。長い花期から。

ハゼは種が爆ぜるようすから。

 

 

 

アーカイブ。

3月下旬。

 

4月中旬。

 

4月下旬。新宿御苑。

 

 

 

仲間。

マツバウンラン

(松葉海蘭)オオバコ科(ゴマノハグサ科)マツバウンラン属。

アメリカ原産。1941年に京都市で初めて採集。

花径、1cmくらい。花期、4~6月。草丈、50cmくらいに。

 

 

 

サギゴケ

(鷺苔)ゴマノハグサ科(ハエドクソウ科)サギゴケ属。常緑多年草。

原産、日本。北海道から九州、湿った草地に。

別名、ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)。シロバナもある。

花径、2cmくらい。 花期、3~5月。草丈、這うように、数cmに。

 

 

ツタバウンラン

(蔦葉海蘭)オオバコ科(ゴマノハグサ科)ツタバウンラン属。

地中海沿岸地方原産。大正年間に日本に。

花期は12月から(一般的に初夏~夏)。花径1cmくらい。

 


フラサバソウ     植物たちへの感謝をできるだけうつくしいことばで   千葉県市川市行徳・野鳥の楽園

2020-01-28 00:05:42 | 植物の名前

 

つめたい魔法を解く、

時の船が待つ、

フラサバソウの草の海。

 

オオバコ科クワガタソウ属。

ヨーロッパ原産。

明治初期に長崎県で初めて確認。

草丈10-30cmほどの越年草。

花径、3~4mm。花期は12~5月(一般的には4~5月)。

名の由来、19世紀のフランスの植物学者

フランシェとサバティエの名前を組み合わせた。

二人は共著で1879年に『日本植物目録』を出版。

同科・属の、最悪な標準和名を持つホシノヒトミがうらやむ、

とてもうつくしいなまえ。

 

 

 

アーカイブ。

1月初め。

 

 

1月中旬。

 

1月下旬。

 

 

2月中旬。

 

 

3月上旬。

 

3月下旬。

 

 

4月上旬。

 

5月中旬。

 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の仲間。

標準和名に、役に立たないことを、

犬に例えるセンスのなさがここでも使われてる。

 

ヴェロニカ シムバラリア(コゴメホシノヒトミ)

標準悪名 コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)。

花径は、5mmくらい。

 

 

 

ホシノヒトミ(星の瞳)

標準悪名 大 犬 の 陰 嚢(オオイヌノフグリ)。

花径、1cm前後。

 

 

 

ヴェロニカ アルベンシィ(タチホシノヒトミ)

ヨーロッパから来た、青い瞳の少女のような、

ヴェロニカ アルベンシィ。花径、4mm前後。

標準悪名 立 犬 の 陰 嚢(タチイヌノフグリ)。

犬の陰嚢(イヌノフグリ)に似ていて、直立してるから、と。

コレハニホンゴデスカ?

 

 


モミジバフウ   あたたかい胸が森を抱きしめて     東京都江東区都立の森

2020-01-27 00:01:18 | みんなの花図鑑

 

去年、ふたつの台風直撃を受け、

樹によっては大きなダメージを受けた。

しかし、こうして無事タネを飛ばして、

春待つうつくしいスガタ。

 

あたたかい胸が森を抱きしめて。

 

 

(紅葉葉楓)フウ科フウ属。

北アメリカ中南部・中央アメリカ原産。

別名、アメリカフウ。 大正時代に渡来。

花期、4月ころ。雌雄同株、雌雄別花。樹高、40mにも。

種子を飛ばして空っぽになって落果。

名の由来、楓は、風にゆれて葉や種を飛ばすようすから、木に風。

葉のようすがモミジに似てることから。

ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の総称であるカエデに楓をあてるが、

似た葉を混同し誤ったのが現在も使われている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーカイブ。

4月上旬。

上に向かって雄花序があり、その下方、花柄が下向きに

伸びて、先に球状の雌花序。

 

 

 

 

 

7月下旬。

 

 

 

11月上旬。

 

 

 

11月下旬。

 

 

 

 

仲間。

フウ

(楓)フウ科フウ属。

台湾、中国南部原産。江戸時代中期に渡来。

しかし、古代日本には存在していたことが分かっている。