北朝鮮の異常性と先鋭性について、議論する暇はない。まず、北朝鮮の潜水艦を一瞬に攻撃する海底のシステムの構築である。第二は、時間がかかっても、日本と朝鮮半島を結ぶ海底トンネルによる輸送路の構築である。第三は、宇宙空間における人工衛星による迎撃システムの構築である。静止衛星だと、標的となりやすいから、乱数のように高度と位置を変えながら迎撃するシステムである。これまで、その危険がなかったから、アメリカが開発してこなかったので、現実化するには、時間を要しない。ただ、宇宙空間の軍事利用となり、人類崩壊の引き金を引くことになる。だから、地上戦しか最終効果がでないという原則に立つならば、韓国からの避難路と、補給の海底パイプが大事である。
北朝鮮の体制変更を50年後と設定し、根気よく、地上戦で勝ための準備をしなくてはならない。当面は、極秘に北朝鮮の潜水艦の24時間監視を基礎にして、ミサイル迎撃システムに力を集めることである。これが一番に安くつくが、実はリターンの少ない消耗戦への投資となる。
イギリスは、フランスとの海峡に、鉄道地下トンネルを運営している。イギリスは、ユーラシア大陸との海底パイプをもっている。
日本が、100年戦争を決意し、ユーラシア大陸への海底パイプを構築するには、朝鮮半島と島根・山口県からのルートか、北海道からの極東ロシアのルートしかない。残されたのは、この海底トンネル構想である。その為には、日韓の同盟が大前提となる。こうした外交背景なしに、軍事力だけ憲法で合法化しても、決め手となる日中関係、日韓関係の将来が不安だと、また、軍人だけが突出する日本の悪夢が再来する。
しはらくは、北朝鮮の花火が危険なために、許容範囲内で迎撃するシステムが、ローコストなのでにぎにぎしく進めること。第2は、海上、海底からの封鎖である。これは、極秘で進めること。そして、北朝鮮労働党を消滅させるための100年計画として、日韓の海底トンネルの工事を始めること。さらに、ロボット兵士を大量生産し、陸上兵を無人化し、センサーで索敵する。日本の自衛隊の装備を21世紀型にする。それをモデルにして、アメリカ軍、韓国軍をロボット主体の超未来型の無人化AIロボット戦力の体系に置き替える。