3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

松井秀喜(9)

2008-08-17 21:50:39 | Weblog
松井秀喜のファイブツールを分析したく思います。月刊スラッガーの各選手の評価に因み、最低2から最高8の7段階で評価したいと思います。ミート6.パワー6、走塁4,守備4,
肩3といった処かと思います。平均点が5なので、打撃に関してはクラッチヒッター振りを発揮しているものの、抜群の成績を残しているわけではありません。悪く言えば非常に中途半端であり、打撃の弱いチームでは十分に中軸を打てる力はあるわけですが、逆に打撃に優れるチームでは、中軸を任せられる程の力はなく、下位打線に甘んじざるを得ないかと思います。又脚も決して速くはなく、走塁技術にも優れておらず、更に守備に関しては、同じチームに超弱肩のデーモンがいる為、もう一つ目立っていませんが、彼の肩は残念ながらもの凄く弱いものです。強いて長所を挙げれば、捕球から送球が早い事位でしょう。守備に関しても、勘が悪く、しばしば打球を見失うケースを見せられているものです。総体的に見ても、彼の実力はメジャーでは一流の下か、二流の上クラスかと思います。従って冷酷なメジャーで、トレード或いは持病の膝の回復次第では解雇という事体があってもあまり驚く事ではないかと思います。

,

田中勉(1)

2008-08-16 14:41:41 | Weblog
昭和30年代後半から、主に西鉄ライオンズで活躍した快速球投手です。腕を思いっきり後方に引き、真っ向上段から投げ下ろす威力抜群の快速球と、鋭く大きく落ちるドロップを大きな武器としていました。本格派投手の典型ともいうべき投手だったでしょう。個人的には最も好きな投手の一人でした。昭和41年には23勝12敗の成績を挙げ、最優秀投手に選ばれ、通算でも103勝を記録していますが、その後この選手の実力、実績に就いて語られる事は非常に少ないものです。逆にこの選手の名前が出てくるのは、あの池永正明を八百長に誘った張本人という負の部分が殆どです。確かに事実なのでしょうが、池永正明を美化、礼賛する本等では二流投手の田中勉とまで記されています。果たしてそうでしょうか?9年間の実働で103勝、1152奪三振の投手を正当にに評価しているとは思えません。彼の行為と実績の評価は全く別のものだと思います。しかし残念ながら彼に関する記事は、一つの例で言えば、通算奪三振ベスト100の投手の紹介の雑誌等、外すわけにいかなく、やむを得ず紹介している記事に限られている様な気がします。本人も認めている様に、八百長の実行者ではあるのでしょうけど、彼の実力は又別の物として、もっと多く紹介して欲しいものです。これは彼とほぼ同じ理由として、あまり語られない実力者、左腕速球投手の小野正一、下手投げの本格派坂井勝二、華麗な投法の成田文男あたりにも言えるのではないでしょうか?