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日米を問わず名選手を紹介。

続 メジャー日本人野手の被三振率

2010-05-04 15:43:29 | Weblog
4月28日のスポーツニッポンの記事では、福留考介、岩村明憲も三振を喫する率が減っていると記しています。実際の数字は福留考介が5.1打数が5.5に、岩村明憲が4.6打数が5.3打数に1回の三振率になっているのにすぎません。少し酷な言い方かもしれませんが、元々非常に多い数字が少し減っただけとも言えるかと思います。悪い数字を改善する方が、いい数字をより良くするより楽という事でしょう。しかしこの2人の日本時代は長打力もある好打者と評価されていたと思いますが、かなり三振の多い選手でもありました。松井秀喜と比べて明らかに、パワーでは劣るこの2人が長打力を発揮するには、ある意味三振の多さという犠牲があったのでしょう。長打力を発揮せねばならない打順を任せられていたという事も、当然あるかとは思いますが、長打の代償が三振の多さに繋がっていたと思います。メジャーでの2人の成績は極端に長打の数字を落としていますが、その割に多少良くなったとは言え、相変わらず多くの三振を喫しています。日本の投手より速く、重い球に対応する為に、彼等なりに打法を変えてはいるのでしょうが、もう一つ巧く対応出来ていないのが現状だと思わざるを得ません。つまり彼等2人率、長打力双方共、メジャーで一流と言われる数字を残せるレベルの選手では、現在も今後もないのでしょう。