3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

タイプの異なる快速球投手

2010-05-07 21:03:03 | Weblog
昨日レッドソックス対ロサンジェルスエンジェルスの試合を見て、ふと思った事がありました。それはレッドソックスのリリーフ投手に関する事です。一人はセットアッパーとして登板したダニエルバードであり、もう一人はクローザーのジョナサンパペルボンです。その日の最速99マイルを何度も計時するダニエルバードに対し、ジョナサンパペルボンの最速は95マイルだったと思います。確かに数字上、更に見た目の球速はどう見てもダニエルバードの方が上回っていたと思います。しかし何故か、投球の迫力に関してはジョナサンパペルボンには敵わない様に思えます。球の伸びは兎も角としても、重み、威圧感ではジョナサンパペルボンかと思います。この差が現時点における、セットアッパー対クローザーの差かと思われます。この2人を見て1980年代の西武ライオンズの渡辺久信と郭泰源を思い浮かべました。この2人共同じ役割の先発投手でしたが、比較的重い球質の渡辺久信に対し、軽い球質ながらももの凄く打者の手元で伸びる郭泰源と、タイプ的には大きく異なりました。当時同僚の川本智徳投手は渡辺久信投手の方が、球速では上回っている発言をしていましたが、私にはどう見ても郭泰源の球速の方が上回っていると思えてなりませんでした。つまり豪快なフォームで力一杯に投げる投手は、実際の球速より速く見えるという事なのでしょうか?