トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「あと30分…」が務まらん

2018-07-20 | 水辺環境の保全
 連日の高温予報の中で屋外作業も何だからと1日休みを入れてみたけれど窓を開け放っただけの自宅では暑いのに変わりはなし。このまま一週間も熱中症対策で引きこもりも芸がないから7時から作業を開始してみた。気温が上がる頃には帰宅する算段である。

 気温の低い朝方と夕方に農作業をし、暑い盛りは昼寝でやり過ごすのは郷里にいた頃では普通の対応だった。それに倣い気温の上がらない時間帯に作業を済まそうとしたのだけれど、7時頃には28℃、10時近くには30℃近くまで上昇した。

 泥水池2の除草を行ったのだけれど、カサスゲ、ミソハギ、チゴザサが主で、除草対象は例年変わらないものの繁茂する順位は同じではない。大振りに育つカサスゲやミソハギは引き抜く腕力があれば比較的容易に処理できるがチゴザサは「夜這い草」とも言われるようにランナーを伸ばし細い茎を伸ばし周囲と混在するから除草し難い。

 ここも四つ這いで手取りとなったがチゴザサはミソハギの中に茎を入れ込み上昇しているから外しにくい。まあ、根気があれば良いのだが、踏ん張りどころのあるカサスゲやミソハギの抜去は術創部に影響があるようでシクシクしたりもしてくる。

 30分もしないうちに全身汗みどろ、ズボンも泥だらけ湿って気持ち悪い。残り30分もあれば完了と思える段階でギブアップした。すでに30℃を超えた炎天下の泥中這いまわりは気力の維持を許さない。そうは思っても豪雨土砂災害被災地での片付けに比べれば天国的と言えるだろう。

 たまたまだが「眠れる夜のために」と古典「落窪物語」を読んだのだけれど、端的には「シンデレラ」より早い千年も前の「日本版 シンデレラ」で、当時の慣習とは言え、婿殿の夜這いに通う風習も大変だったようだ。
 であっても30℃超え熱帯夜でも出会うための苦労は惜しまなかったはずで、さっさと撤退する小生とは雲泥の差である。「だから泥がつくのか…」と独り納得した。

           ➡     隠れている右上方向、流入部が残った

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