トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

お出かけ前の訪問者?

2018-07-20 | 小父のお隣さん
 床に広げた新聞の上を影が横切った。庭もなんとなく騒々しい。読むのをやめて庭に目を転じるとリンゴの枝や縁台に鳥がいる。もうお馴染みすぎるほど普通になってしまったイソヒヨドリで、それも兄弟姉妹でやってきたようだ。

 我が家の営巣はとっくの昔に終わり、今は空き家だけれど、化粧雨樋の隙間だから雛は1羽か2羽程度だった。庭に飛来した家族はゆったりした住宅を確保したようで、網戸越しに数えてみると雛4羽がいる。リンゴに止まった雛鳥は丸まった枯葉をついばんだりしていたが、おおかた虫と思っていたのだろう。

 縁台までは5尺あまり、鮮明な写真を撮りたいと思っても網戸が邪魔をする。開ければ逃がしてしまうから網戸越しの撮影になった。網戸に焦点が合ったりし撮影できても網戸の影響で鮮明さを欠いたものの、至近距離でイソヒヨドリの家族を眺められるのは、そう有る事ではない。
 イソヒヨドリは大胆にして意外に繊細で、市街地に住み着いても野生は失っていない。

            

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