トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

強制排砂をすることに・・・

2024-08-09 | 水辺環境の保全

 前日に送水管路のほぼ真ん中の一番低い位置にある排砂バルブを開放して管内の砂泥排出を試みたのだが澄んだ水が出るようになっても吐出量がいつもより少なく感じた。それはそれでフイールドの吐水口まで戻り吐水量を量ったら9ℓ/ 毎分だったから作業前より1ℓだけ増えた勘定になる。経験的に吐水量が正常に戻るには一昼夜必要なので翌朝に期待してこの日は帰宅したのだった。翌日の吐水量測定値は9ℓ/分と変わらず、結論としては「強制排砂するしかないし先送りはリスクが高くなるだけ!」と急遽、予定変更してエンジンポンプなど積載して隣り沢に入った。

 しかし林道の途中に倒木が発生して終点までたどり着けないからバックで進入し倒木至近で停車、そこで荷下ろしをし抱えて運ぶ事にしたのだ。「この唐変木め!、いいえ、この倒変木め!」とビンタを張ったところで林道から避けてくれるでも無し、わが手が痛かっただけで終わる。周囲の蝉たちは「見ーん、見ーん」と鳴いていたがしらじらしいわ!このクソ暑い最中・・・。

 それはともかく強制通水は約30分と決めスマホのタイマーを起動させ、その間、上流部の段差工部の底抜け部に玉石を運び埋めようかと考えていたのだが送水管内の圧力が高くて度々、管内に挿入したホースが抜けだしてくる。そんな事で付きっ切りの時間となった。通常は10分程度ごとにアイドルアップをして送水圧を高くし排砂効率を上げていたのだけれど今回は出来なかった。

     

 強制送水が不十分と感じつつも吸い込み口には陰圧が発生しているので「吐水状態にある」のは間違いなくフイールドに戻り吐水量の測定を行なったら19ℓ/分で通常の強制排砂後の数値が出ていない。とは言え吐水量が平常値を示すには一昼夜必要なのだが出ている水を見ると薄茶色の不純物が混じっていて水色も弱い濁りがあった。

 そこで思い至ったのは「管内壁の水垢の層が取れていない」と言う事だった。いつも通りの顛末を辿ると考えれば翌朝には26ℓ/分程度の吐水量を得られると考えられるけれど水の濁りと浮遊物の排出は露わなので翌朝の測定はせず、朝一番に再度の強制通水を行う事にして道具小屋に収納したポンプ一式を再び車載してこの日は終了。小屋のドアにある温度計は既に34℃を示していた。

 

 


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