トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

推定無罪、いいえ水底有罪!

2023-06-02 | 小人閑居して憮然
 診断は医師の領域ではあるが恐らくセルカリア感染症で「水田皮膚炎」であろうと推定する。5月28日に棚田部の田植えをしたのだ。育苗トレイ2枚分だから小一時間程度で終わったはずである。その日の入浴時も夜間も異常は感じられなくて翌朝の洗面時に右手の甲を見たら発疹が出ている。3φ程度で軽い水泡もある感じだった。その時は「なんでこんな場所に水虫が発生するのか⁉」と思って水虫薬を塗付したのだ。
 4日目には写真の様に赤疹になって治癒の経過をたどっている様に感じたのだが、この時になってようやく疑念が湧いたのだ「セルカリア皮膚炎ではないか?」。

 あの水域がまだ隣地のグループで田植えをされていた10年以上も前の事になるが同世代のお爺4人の膝下皮膚に発疹が充満していたのを想いだした。当時M氏は「皮膚科で水田皮膚炎と診断された」と申していたし今回の小生の患部は右手首より先端部だけでそれも掌には発生は無く柔らかい甲の部分と手首の内側に数えたら20個ほど赤発部が出ていた。
 M氏の下肢を見せて頂いた当時「ゾーッ!」としたのを想いだしたし、それ以降田植えの時には長靴を外す事は無かったのだが植え付けに手袋装着ではいかにも感覚がそがれる。植え付けには手首まで水中に没したし後ずさり植えだったから足跡の穴に泥を寄せつつ植えていたから右手はかなりの時間水中に留まっていたはずなのだ。棚田部の水域に水稲を植えつけてきたのは既に20年以上になり、その間に2回の汚染発症と言う事になる。

 既に症状は弱まったようなので受診する気も無いのだが皮膚科ドクターの診断を仰がなくても「水田皮膚炎」で間違いないだろう。宿主となるモノアラガイは生息するしカモ類ではコガモやカルガモも飛来していたから条件は成立する。発症を確認した時に皮膚科から処方され残っていた「虫刺され時の軟膏」を使用すれば効き目はあっただろうが水泡が消失しただけでも安心である。水虫か水疱瘡か似た様な水泡だったけれど「水田皮膚炎」と自己診断だ。まあ、低年金高齢者ともなればデートのお相手はトンボくらいで腕に止まってくれても手を握る事など皆無でもあるから日常には差し支えなし。ただ痕跡は長く残るらしいから…まあ、梅雨の長雨・お爺の七難と思えば良かろうて。

                   

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