トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

コナギの抜去

2024-08-22 | 水辺環境の保全

 とんぼ池のコナギ、ようやく抜去する事が出来た。「抜去せねば…」と思いつつ八月も中盤になってしまったが思わぬ取水地の連続埋没で後回しせざるを得ないのであった。この日も35℃予想の猛暑日で、まあ、お勧めのように「野外活動中止・冷房を使って!」なんて事に二つ返事で受け入れていてはにっちもさっちもいかない事情など掃いて捨てる程、世間にはあるのだ。高温と豪雨に責め立てられても「温暖化防止のために・・・」なんて具体的行動は聞こえてこない。

 それはともかくコナギ抜去のために7時前には出立し駐車場でしばしアブの捕獲を行ってうるさ方の始末をして抜去に入る。水域のコナギはほぼ駆逐したと思っても思わぬところで発生して来るのが何ともやりきれないのであるが休眠種子の量は半端ではないのだろう。とは言えコナギなどはオオカナダモやヌスビトハギ、ヤブジラミ等々に比べれば可愛い抜去対象だ。周囲と調和を保ってくれる様な植物なら何も厭う事も排除する事も無いのだけれど…。

 しかし、繁茂して来るコナギを見ていると「❓」が浮かんできた。「ミズアオイはオンブバッタやヨトウムシに食い尽くされる被害を受けるのにコナギの被害は見たことが無い!」のである。種としては近い存在なので「食い尽くされれば抜去の手間なし」と大歓迎だけれど、そうは問屋が卸さない。昨季のミズアオイは小さく二番花を復活させたが種子にまで至らなかったようで発芽しなかった。「これは⁉」と思った株はコナギであって、この猛暑下なのにガックリさせる事ばかりで悪くすればポックリさせられる猛暑の中、作業を今日も行った。こんな日々で孤爺の歓びは冷たいシャワーを浴びアイスキャンディーを齧りキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げますぅ」をヘッドフォンで聴くだけである。