トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

前立腺の肥大、肛門の痔瘻

2024-08-27 | 水辺環境の保全

 尾籠なタイトル言葉だが恐縮は無い。これは単なる例えで表現の自由であるが我ながら立派な例えだと悦に入っているし爺我自賛の境地でもある。まあ、何と言っても芸術は爆発!なのであるし、それは超高速の腹下しにも似てほとばし出る。さて23日未明のゲリラ雷雨の被害を見回って緊急処置があれば即対応の覚悟だったのだが最大の懸念「取水地の被害」は表面上は通水維持が出来ていたのでとりあえず水系の取水堰だけ水抜けの補修をして済んだのだが上の池にオオカナダモの姿が見えている。「早速、抜き取らねば…」と思いつつ帰宅した翌日、雷予報は出ていたものの予想最高気温は32℃だったから作業に出かける事にしたのだ。

 さてこの日、出掛ける前にフイールドの沢にするか水源地の沢にするか作業を決めなくてはならない。そこで例えたのがタイトルの表現だったのである。「前立腺の肥大」は上の池のオオカナダモの繁殖力に例えたものだし「痔瘻」に至っては水源地の始末に例えたのである。オオカナダモは抜去消滅させない限りは水域を圧倒し在来生物を駆逐してしまう厄介者である。一方、水源地の出水による機能停止はその度に排砂作業と流路の補修が欠かせない。つまり痔瘻のように放置すればお通じどころか崩壊に繋がってしまう恐ろしい未来がある。ましてや取水升から送水管部については胎盤と臍の緒に例えられるくらい、フイールドの水辺生物にとっても生命線なのだ。

 そんな思案の末にオオカナダモの撤去を選択したのは「送水は維持されているし、近々台風の襲来が予想されるから補修はその後にする」判断だったのである。で、オオカナダモの抜去を選択し胴長を装備、足浴バケツに長柄の貝掘り熊手と転倒水没を防ぐ真竹の杖を頼りに抜去を始めたのだが、あと少しと言う段階で雨が降り始めほどなく本降りになった。撤退も考えたけれど後日、残りを片付けるために同じ轍は踏みたくなくて「どうせ沼に嵌ったこの身じゃもの!」と叱咤激励して濡れそぼって終わった。抜き取ったオオカナダモは足浴バケツに8割ほどだった。今回で今期5回目の抜去になるのだがメモを見れば概ね二週間程度で抜去をしている。これを繁殖が衰える水温低下までの時間を思うと後、5~6回は行わねばならないだろう。それを思うと前立腺の肥大と言うより痔瘻に例えた方が相応しい。


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