トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シェルター水路の泥浚い

2024-06-06 | 水辺環境の保全

 このシェルター水路と呼んでいる水域は唯一、送水に頼らなくても湛水を維持できる絞り水と雨水で満たされた水域である。そのため断水しても干あがる可能性は低くフイールドの水生生物の絶滅防止機能を持つ大事な水域なのだ。水域造成初期のこの水路は、本当に幅30cm程度の上棚からの漏水を泥水池1に届ける集水機能を有していただけなのだが、たびたび掘削と拡幅を繰り返して現状の形になった。

 今回の泥浚いは別の見方をすれば「泥上げ」でもあり、長年の泥上げの結果、堤の高さが50cmほどになってきて作業性も悪くなり水域への出入りにも「ウントコショ、ドッコイショ!」となってしまった。せめて堤や畔の高さを半分ほどに減じたいのだが掘削と場外搬出量を考えると恐ろしくて手が出ない。まあ、この水域の作業も向こう10年は難しくなるだろうから「孤爺さんボチャン!ハイ上がり‼」の恐れはあるものの現状で行くしかあるまい。

 この日は水路の泥浚いだけの泥の積み上げなのだが隣りの第3泥水池の泥上げを行うと更にいっそう盛り上がる事になるが、その作業はこの日の泥土が乾燥しなくては歩けないからそれまでは先送りである。その間に他の区域の泥上げを済ませなければならないので「今日も泥上げ、明日も泥上げ、これじゃ年がら年中お洗濯お洗濯・・・」。

     


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