トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ワルナスビの駆除跡

2024-07-18 | 今日は真面目に

 先日の事、ワルナスビに除草剤を噴霧しておいたのだが確認に行ったら噴霧されたワルナスビは消えていたものの周囲には新たな姿が見えている。写真の範囲だけで3本が確認できるが、これらも含め追加噴霧したいけれど小雨模様では噴霧の効果も薄れるから晴天日を待つしかない。

 毎回、周囲の植物にまで影響を広げたくないのでハンドスプレーで葉面散布を心掛けたのだがやはり一尺径ほどは枯れてしまった。ワルナスビの直根は地下数十センチも貫入していて掘り取れるほどの強さも無く容易に切れてしまうゴボウ根みたいなものだからどうしても薬剤散布に頼る事になるのだが根絶できない理由の一つに活動する運搬者が存在する事と無縁ではないだろう。かくして毎期毎期、乱視老眼を駆使していいえ、苦視しつつ探して除草剤噴霧が続く。厄介者は永遠に不滅です!。

 ヌスビトハギとヤブジラミなどは主に歩道周辺から獣道などの往来があるあたりで繁茂していて、オオバコの繁殖状態もそうだけれど動物の移動による繁殖拡大が良くわかるケースである。オオバコなどは踏圧被害が強くて他の植物にには耐えられない範囲に密集しているので、一方では「繁殖の仕方」を学べる恰好の教材なのだが「刈りたい!刈りたい!丸坊主刈り」命の人たちにとっては地際から刈り払うのが当然と刷り込まれて全草刈り払うけれど、当然の事としてその中には草本木本の取捨選択の意識も自覚も無いのが環境保全に限らず多様な生物層の回復には痛手である。人社会に例えればガザ地区、ウクライナ、AA地域等の人命もろとも廃墟と化すやり方に等しい。行為の主体者たちは「それ」が目的なのであるから歴史を紐解くまでも無く暴虐者も永遠に不滅です。地獄もヘデナも今そこにある。