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試作1号の費えは1,800円ほどで、今回の買い足し「シリコンチューブ、アルミパイプ、エルボ2」で更に1.800円の費え、これまでに3.600円ほどの出費だ。中古の圧力鍋を購入すると総額5.000円前後になるだろう。
既に一器作ったし、冷却管が太くなっただけなので工作は簡単だった。これで鍋の圧力が高まらずに蒸気を取り出せると思ったのは当たり前田のクラッカー、である。太くしただけの効果はあって芳香蒸留水の滴下がスムーズだ。しかし不思議なことに2回目の芳香蒸留水は透明になった。理由は全く分からない。鍋の中に残った湯は初回よりも色が薄くなっている。これも理由が不明だ。
鍋の圧力は蒸気を通すシリコンチューブを太くしたことで減圧に成功したものの鍋蓋と鍋の間からはやはり蒸気漏れが発生して来る。テープの接着力と耐熱性が両立すれば解消できると思えるが、次回は絶縁テープで目張りをしてみる計画だ。熱にたいしての耐久性はどうか不明だけれど「絆創膏」はだめで樹脂製のテープも熱に弱かった。それでも不満足なら中古の圧力鍋を探そう。これなら密閉性も蒸気取り出し孔もあり、条件としては満たされる。多少は費えが増すが苛々しながら芳香成分を無駄にするより良かろう。
2回の水蒸気蒸留法を行ってみた結果、十分に機能する事が分かったから若葉が萌えるのが待ち遠しい。梅の花は既に盛期を過ぎ、桜も芳香蒸留水だけだとネットにあったし、ヤブニッケイやカラスザンショウが萌えるまでヨモギやフキノトウでもやってみるか・・・。
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