トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キジョランの定植

2024-07-08 | 蝶の食草園

 定植場所を決め藪を整えたまでで終わっていた定植予定地。間に降雨があって滑り易い斜面なのでスリップ事故に注意しながらの作業となった。ヒサカキなどの小灌木は転落時の支えになるやもしれんと残してあるのでストレートにドンドン壺に落下する事は無い、と思っているけれどとっさの対応が難しくなってきた身体髪膚の対応能力では心許ないのである。

 この日、定植するのは二鉢だがそれぞれ3本の蔓の寄せ植えである。播種は昨年の早春で既に泥水池1の近くに昨秋、二鉢を定植しておいたがようやく活着し成長が認められるまでになってきた。今回の定植地はこれまでとは環境を大きく変えて自生地に近い沢近くの急斜面としたのでご機嫌麗しく育ってくれれば祝着至極である。それぞれ二鉢、蔓が這い上る支樹の根元を穿って据えている。今の処、キジョラン自体は40cm程度で絡みつく能力は無いので支柱を添えて軽く結わえておく。このまま観察を続けながら自力で幹に取りつけるまでに数年は要するはずだが、とりあえずは活着して欲しい。

    急斜面の一鉢      エノキを支樹とする一鉢

 孤爺の努力や思いをぶち壊す存在が威之志士様の跋扈蹂躙なのだが、周囲の環境にはなかった保育物を入れると日を置かずほじくり出されるのがお約束みたいになっており、その防止に今回も竹酢液を植えつけ周囲に噴霧しておく。これでしばらくは大丈夫なのだが月一くらいで噴霧に立ち寄る必要があって来期くらいまでは気が抜けない。今期、播種したキジョランは発芽したのだが数日を経ずにすべての地上部が消えてしまった。孤爺としてはナメクジやダンゴムシが周囲に多いので犯人と思ってはいたけれどS先生の見立てでは「ヨトウムシ」だった。なるほど、奴らなら犯行現場の様相からぴったりする。しかし悔しいなあ。来季に播種しても定植できるのは更に翌年ではもう見通しが立たない、足腰がたたない、足と腰の間も…まあ、現実は厳しくも侘しいなあ、お天道様よぉ。てなもんや三度笠。


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