トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

一本でも堪忍、二本なら降参!

2024-09-10 | 今日は真面目に

 度々発生する奔流による埋没や流出には「堪忍どすえーっ!」と言いたいものの言ったところで何かの役に立つ訳も無し。気力体力が続く限りは働くのが姥捨て山災の河原のお勤めなのである。年明けから疲労困憊して設えた流路と河床の安定化構築作業は台風10号の影響で全て流出し埋没してしまった。ただ上流部に1本だけ流出を免れた大径木を次なる増水までに整流位置まで戻さねばならない。前日に6尺の金梃子で動かそうとしたのだがびくともせず牽引器を携行してこの日の作業になった。

 真夏日になる予報なので沢に日照が入るまでに作業を終えたくて6時前に自宅を出たから作業は7時前から開始である。まずは下流方向の端を流路方向に戻すための牽引が1回目、二回目は立ち木の大杉の根元に上流部の端を曳き寄せて奔流の圧力を支えてもらえるように決めた。ただこの作業は大杉に近すぎてしまい少し離す必要が出てきて下流方向に30cmほど曳いて据え付けは終わった。まだ杭打ちと番線での締結は出来ないけれど100mm程度の降雨なら奔流はここまで来ないだろうから時間的余裕はあるはずだ。

 据えた大径木の下流側にさらに並べて整流用の大径木を据えたいけれど今のところは用材が無く伐採をして曳き出さねばならない。とは言え、今回の据え付けで浅い奔流・突進流は防げて流路の位置は保てるはずなので次なる作業課題は取水堰より河床が下がらない手立ての沢止め工、ここでは段差工なのだが今の処、取水堰の位置が不明で、当然取水升の位置も分からないから段差工の位置も仮りになってしまい現在の河原が崩れない様に保つ事でしかないが、ここにも資材が無いので伐採から始めねばならないのだった。

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