トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ウマノスズクサ、増えているのにジャコウアゲハは姿が無い!

2024-07-13 | 蝶の食草園

 昨季からウマノスズクサの繁茂が止まらない。深い場所に地下茎を広げ鼠の額程度の庭の至る所に蔓を伸ばしてきたのが今期の姿なのだ。孤爺の姿はとうに婚期は過ぎ去って今期も黄昏状態なのだがまあ、活きていると言って良いので祝着至極である。さて、ウマノスズクサの導入は「身近で変な花を楽しみたかった」程度の動機なのだったが、これがジャコウアゲハの食草であって導入の年こそ繁茂して花を観賞できたものの翌年から蔓丈1m程度になるまでに産卵され地際まで食い尽くされる、と言う状態が晩秋まで3~4回続いていたから花を観賞する事など絶望だったのである。

 しかし、昨季は久しぶりの花を庭で観れる事と相成ったけれど、その一方で庭で繁殖した個体は数頭でしかなく今期も今の処は3頭だけである。故にウマノスズクサの立ち上がり本数は増えるばかりで蔓ごとに抜き取っても地下茎は健在なので数は増えるままである、と言うのが今期の手太楽だ。食草としてのウマノスズクサが増えればジャコウアゲハの個体も増える・・・と言う図式は成り立たないのが昨季・今期の経験値である。逆に飛来する成蝶が極端に減った事は別の要因がある!と考えるのが自然だが姥捨て山の小年金高年齢の孤爺に分かるはずも無し。フイールドに目を向けると一昔前まで盛夏に絞り水の滲みた場所で集団吸水するアゲハは20頭5~8種も数えたのだが最近は数頭いれば大盛況と言う現状で、飛翔数は増えたようにみえるものの吸水に群がる個体数を見る限りは減少しているのが現状で、繁殖力の劣化が想われるのだ。

     


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