小雨の降る中、自然学校・観察会があった。車両15台ほどあって総勢は30人超くらいか…。4グループに分かれ順次コースを巡る算段らしい。
主催は公で、世話役達は「環境教育指導員」やら「自然観察指導員」のような腕章を付けている。参加の子ども達全てではないにしても補虫網や虫かご持参である。
従来からある水辺で、このような活動をする事まで悶着言うつもりも無いが、種の保全を目的として産卵行為をさせるために群れさせている箱庭程度の水辺で、かような捕獲を伴う行為は不愉快極まりない。管理者の許可を得て看板を立ててあるが用をなさない。
候補地としてはコンパクトで生息密度も高いから簡便この上ない環境なのは理解できるが、保全活動や環境教育に責任を持たねばならない立場からこういう有様なのだ。プライバシー情報が詰まった名簿を右から左に移して利益を上げる輩と同類に見えてしまう。
濡れた補虫網で濡れたトンボの捕獲、かような事が与えるダメージも想起出来ないのも腹立たしい。そのうえ、雨で柔らかい畦や堤への踏圧ダメージも馬鹿にならない。天邪鬼の小生、「自然学校・観察会」が「破壊学校・完殺会」と読めた。