隣の沢からの送水が途切れ、泥水池が干上がる寸前までいったから、壊滅的事態を避けるために「沈砂池」の拡幅を行った。ここは路面からの集水出口だが絞り水も入っていて枯れない。
涼しくなってからとも思ったが、それでは産卵されたヤゴの個体を大きく損なう事になる。シーズン初めなら影響は少ないと言うより貢献度は高まるだろう。
早春に拡幅を行ったばかりであるが、今回は最大限に堤を移動させ、面積としては二坪ほど拡幅したことになる。左の写真が作業前の様子で、丁度、影になっている範囲に水面がある。
「思い出ボロボロ」では無く「重いで、ボロボロ」と玉の汗をかきながら二日間の作業で完成した。掘り取った土は従来の堤の肉付けに使い新たな堤とした。
早春に拡幅を重ね、恐らく今回が最終的な拡幅になるが、春先の2倍以上の面積を持つ池に仕上がった。絞り水が主水源であっても通年枯れなかった実績は、この小さな水辺でも貴重なリザーブプールになるだろう。