人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新交響楽団でベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」、プロコフィエフ:バレエ君曲「ロメオとジュリエット」、バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」~シンフォニックダンスを聴く

2019年07月16日 07時18分19秒 | 日記

16日(火)。わが家に来てから今日で1747日目を迎え、英ノッティンガム大などの研究チームが コーヒーを飲むことで脂肪の燃焼を活発にする効果がみられることを突き止め、英科学雑誌サイエンティフィック・リポーツに発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       コーヒー飲むより 脂肪だけ取り出して燃焼させた方が早くね? 志望届けが必要?

     

         

 

昨日、夕食に「鶏手羽元と野菜のスープ」を作りました 材料は鶏手羽元、大根、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、ホウレンソウです。味付けは日本酒と醤油だけで極めてシンプルですが、優しい味です

 

     

 

         

 

昨日は、まだ風邪が抜けきらなかったのですが、いつまでも家に閉じこもっている訳にもいかないので、予定通り池袋の東京芸術劇場コンサートホールで新交響楽団の第246回演奏会を聴きました プログラムは①ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」より、プロコフィエフ:バレエ君曲「ロメオとジュリエット」より、バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」よりシンフォニックダンスです 指揮は矢崎彦太郎です

新交響楽団は1956年に創立されたアマチュアオーケストラです 矢崎彦太郎は上智大学数学科で学んだ後、東京藝大指揮科に再入学したという異色の経歴の持ち主で、フランス音楽を積極的に紹介し、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエ、同オフィシエ勲章を受勲しています

 

     

 

自席は1階L列12番、左ブロック右通路側です

オケはいつもの通り、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並びです 名簿から推察するとコンマスは内田智子さんか中島美樹さんのどちらかです

1曲目はベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」より第1部「序奏:争い、騒動、大公の仲裁」、第2部「ロメオただ一人、哀しみ、遠くから聴こえてくる音楽会と舞踏会、キャピュレット家の饗宴」、第3部「愛の場面」、第6部「キャピュレット家の墓地におけるロメオ、ロメオの祈り、ジュリエットの目覚め、狂気、絶望、最期の苦しみと愛し合う2人の死」です

劇的交響曲「ロメオとジュリエット」は、「幻想交響曲」「イタリアのハロルド」に次いでエクトル・ベルリオーズ(1803-1869)が作曲した3番目の交響曲です ベートーヴェンの「第九」を意識した独唱、合唱を伴う意欲的な交響曲ですが、作曲にあたり資金の援助をしたパガニーニに献呈しています

この日の演奏は、独唱や合唱を伴わない部分の楽曲を抜粋していますが、オーケストラの魔術師ベルリオーズならではの管弦楽法で、聴きどころ満載です

矢崎彦太郎の指揮で第1部の序奏に入りますが、冒頭のトロボーンとファゴットを中心とするアンサンブルが実にいい音を出していました また、第2部ではオーボエのソロが素晴らしい演奏を展開していました 「ロメオとジュリエット」というと、次に聴くプロコフィエフやチャイコフスキーの楽曲を思い浮かべますが、初めて聴くベルリオーズは彼らとは一味違った魅力に満ちており、ベルリオーズのDNAがしっかりと音楽に表れていました


     


プログラム後半の1曲目はプロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」「少女ジュリエット」「修道士ローレンス」「ティボルトの死」「別れの前のロメオとジュリエット」「ジュリエットの墓の前のロメオ」です

バレエ組曲「ロメオとジュリエット」はセルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)が1935年から36年にかけて作曲、1938年にブルノで初演されました 4幕10場からなる作品ですが、第1組曲と第2組曲が編まれています この日の演奏は第1組曲から1曲、第2組曲から5曲が選ばれています

コンマスが堀内真美さんに代わって演奏に入ります この曲では第2組曲第2曲「少女ジュリエット」におけるチェロのソロとそれに続くテナーサックスのソロが素晴らしい演奏を展開していました また、第1組曲第7曲「ティボルトの死」のおけるオーケストラ総力を挙げての劇的表現力は特筆に値します

後半2曲目はバーンスタイン「ウエストサイドストーリー」より「シンフォニック・ダンス」です 「ウエストサイドストーリー」はレナード・バーンスタイン(1918-1990)が1957年に作曲したミュージカルです ニューヨークの下町ウエスト・サイドを舞台に、対立する非行少年グループの間の男女の恋をテーマとした「ロメオとジュリエットの現代版」とでも言うべき作品です 「シンフォニック・ダンス」はミュージカルの中の主要なダンスナンバーを組曲として編んだもので1960年に完成しました 第1曲「プロローグ」、第2曲「どこかに」、第3曲「スケルツォ」、第4曲「マンボ」、第5曲「チャチャ」、第6曲「出会いの場面」、第7曲「クール~フーガ」、第8曲「乱闘」、第9曲「フィナーレ」から成ります

矢崎彦太郎の指揮で演奏に入りますが、「プロローグ」におけるフィンガースナップ(指をパチンと鳴らす)はもう少し音量が欲しかったと思いましたが、弦楽器奏者は右手に弓を持っている関係で左手の指を鳴らさなければならないので力の入れように限界があるのかもしれませんね 「マンボ」は金管楽器と打楽器が派手に活躍して、全員で「マンボ」と叫んだりするので御機嫌な音楽です。とても楽しい演奏でした

次回は10月13日(日)で、ドヴォルザーク特集です

 

     

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5 コメント

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芸劇のオルガン (tora)
2019-07-17 00:55:05
新響団員さん、コメントありがとうございました。
芸劇コンサートホールのオルガンは通常隠されています。ご存知かと思いますが、表に顔を出している時は、クラシック(バロック)面かモダン面かのどちらかです。新響公演時はクラシック面でしたね。
内田智子さんの顔と名前が一致しました。ありがとうございました。これからもコンサート聴かせていただきます。よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (新響団員)
2019-07-16 21:03:24
ご来場ありがとうございました。
ベルリオーズのコンマスは内田智子です。
お楽しみ頂けたようで幸いです。ご紹介頂きありがとうございます。
オルガン隠せるのですね。運営に提案してみます。
今後ともよろしくお願いします。
返信する
Unknown (汐留ホール)
2019-07-16 17:56:32
♪入場無料♪第9回日仏文化協会フランス音楽留学生ガラコンサートのご案内♪

突然のご連絡失礼いたします
汐留ホールと申します。
7月21日(日)毎夏恒例の弊社主催ガラコンサートを今年も開催いたします。
フランスで音楽を学ぶ留学生&帰国生たちが出演し、
今年はピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン等の
バリエーション豊かな演奏をお楽しみいただけます♪

♪公式HP:詳細&お申込みはこちらから♪※入場無料・先着受付中
https://www.ccfj.com/hall/gala/19_1.html
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会場:汐留ホール
時間:第1部 11時00分/第2部 13時45分/第3部 16時55分
入場:無料(当日、受付にてご来場者様1名様につき500円以上の留学生支援金を申し受けます。)

留学生応援のため素晴らしい演奏会となるよう準備をしております!

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

♪:*:・・:*:・
日仏文化協会 汐留ホール
〠105-0021東京都港区東新橋1-7-2 汐留メディアタワーアネックス1F
TEL: 03-6255-4104 FAX: 03-6255-4101
MAIL: hall@ccfj.com HP: http://www.ccfj.com/hall
♪:*:・・:*:・
返信する
席が近かったのですね (tora)
2019-07-16 11:34:09
ままははさん、コメントありがとうございました。
ご指摘の通り、オルガンは隠して音の反響を多くした方が良かったですね
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指パッチン (ままはは)
2019-07-16 08:20:12
私はM列15番でした。

このホールでオルガンを使わない場合には、多くの楽団がオルガンを隠すように天井を下げていますが、新響は天井を上げていました。
オルガンと「こんにちわ」と挨拶できたのは久しぶりなので嬉しかったです。

ただし、指パッチンの音や「マンボ!」と叫ぶ音量も思ったより小さくてちょっとがっかりでした。
ステージ上で音が籠っているような感じでした。
やっぱりオルガンは隠した方が良かったかもしれません。

コンマスのお姉さんですが、前半は若い方でしたね。少しづつ世代交代の練習をしているのでしょうか。
次回のドヴォルザークはほとんど生で聴いたことがないので楽しみです。

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