人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

藝大モーニングコンサートでブラームス「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:野口わかな)、トマジ「トランペット協奏曲」(Tp:三村梨紗)を聴く / 2020年度「13回セット券」を買う

2020年02月21日 06時40分05秒 | 日記

21日(金)。わが家に来てから今日で1970日目を迎え、米メディアは19日、ウクライナ疑惑で問われたウクライナへの軍事支援の凍結のほか、日本や韓国への米軍駐留経費負担の大幅増額要求などに懸念を示していたジョン・ルード国防次官が、トランプ大統領から更迭されたと報道した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

      

      トランプが残すのはイエスマンだけ  ジョーカーだらけでジョークにもならない

 

         

 

昨日、夕食に定番料理「野菜と挽肉のドライカレー」を作りました 材料は豚ひき肉、トマト、ナス、ピーマン、玉ねぎで、調味料は塩胡椒、ウスターソース、トマトケチャップ、カレー粉、洋風だしの素です。とても美味しいです

 

     

 

         

 

昨日、午前11時から東京藝大奏楽堂で第13回藝大モーニングコンサートを、午後7時からサントリーホールで「アンネ・ゾフィー・ムター ベートーヴェン・シリーズ第1日『協奏曲』」を聴きました

ここでは今年度最後の第13回藝大モーニングコンサートについて書きます プログラムと演奏者は①トマジ「トランペット協奏曲」(Tp:三村梨紗)、②ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:野口わかな)です

 

     

 

1曲目はトマジ「トランペット協奏曲」です    この曲はフランスの作曲家アンリ・トマジ(1901-1971)が1948年に作曲した作品です トランペット独奏の三村梨紗さんによる「プログラムノート」によると、この曲は20世紀のトランペット協奏曲を代表する名曲とのことです 第1楽章「アレグロ~カデンツァ」、第2楽章「ノクターン」、第3楽章「フィナーレ」の3楽章から成ります

オケは左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対向配置=高関健シフトをとります コンミスは澤亜樹さんです

ソリストの三村梨紗さんは横浜市出身、9歳からトランペットを始めたそうです これまで数々のコンクールに入賞しており、オーケストラとの共演も数多く経験している4年生です

三村さんがベージュと黒の横ストライプのポップな衣装で登場し、高関氏の合図で第1楽章が開始されます 冒頭からトランペットの輝かしいメロディーが奏でられ、強いインパクトを与えます 三村さんは3種類のカップミュート(弱音器)を使い分けながら強弱のメリハリを付け、色彩感溢れる演奏を展開します 第2楽章はハープに乗って弱音器を効果的に使用して、輝きだけではない弱音の音色の美しさを引き出しました 第3楽章は一転、スピード感あふれる曲想になりますが、三村さんはキレのある演奏を展開し、華やかにフィナーレを飾りました 近い将来が楽しみな才能豊かな演奏家です

 

     

 

プログラム後半はブラームス「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77」です この曲はヨハネス・ブラームス(1833-1897)が1878年に作曲し、1879年1月1日にライプツィヒ・ゲヴァントハウスで、名ヴァイオリニスト・ヨアヒムの独奏、ブラームスの指揮により初演されました 第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ・ジョコーソ、マ・ノン・トロッポ・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります

現在藝大4年生の野口わかなさんが黒地に紅いバラを配した鮮やかな衣装で登場します かなり背丈があるようでスマートです。高関氏の指揮により第1楽章の演奏に入ります 管弦楽の演奏に続いて野口さんのソロが鋭く入ってきます。男性的とも思えるような力強さを感じます この楽章ではヨアヒムのカデンツァが演奏されましたが、野口さんは急速に変化する曲想を確かな技巧の裏付けのもと、こともなく弾き切りました 第2楽章では前奏部のオーボエの演奏が聴きどころでした。それもそのはず、藝大教授の小畑喜昭氏がソロを吹いています この楽章では、野口さんの訴えかけるような抒情的な演奏が見事でした 第3楽章は一転、喜びに満ちた旋律で始まりますが、野口さんはリズム感もよくスケールの大きな演奏を展開し、圧倒的なフィナーレを飾りました

今年度のモーニングコンサート出場者の中では、スケールの大きな才能溢れる演奏家だと思いました。将来が楽しみです

演奏した二人の女性は共に4年生、もうすぐ卒業です この4月から新しいステップに一歩踏み出すわけですが、大学院に進むにせよ、他の道を進むにせよ、自分自身のアイデンティティーを大切に生きていってほしいと思います

 

         

 

これで2019年度モーニングコンサートも終了です 昨日朝、コンサートに先立って、午前10時から奏楽堂チケット売場で2020年度の「13回セット券」(入場整理番号付き・全席自由)が先行発売されました 発売開始の40分前に現地に行ったら すでに40人近い人が並んでいました やっと順番がきて1セット購入しましたが、入場整理番号は43番でした。前回は36番だったので若干遅い番号になりましたが、大勢に影響はありません。チケット代は13回分で13,000円です。安いです

 

     

 

藝大関連の無料コンサートがあるのでご紹介します。下のチラシの通り、3月21日(土)午後3時から東京藝大奏楽堂で開かれます

 

     

     

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