人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

都のアーティスト支援 応募者殺到し 対象者2万人に増 ~ 「アートにエールを!東京プロジェクト」 / 文化は『ジャムやバター』 ~ 横坂剛比古氏の考え:朝日の記事から

2020年05月23日 07時20分44秒 | 日記

23日(土)。先週の月曜日に、寝室で聴くために買ったばかりのCDプレーヤーが2週間も経たずに故障してしまいました イジェクト・ボタンを押してもディスクが出てこないのです これまで使ってきた古いCDプレーヤーも同じ故障が原因で買い替えたわけですが、これでは買い替えた意味がありません 驚いたのは、古い機械ではクナッパーツブッシュのウィンナ・ワルツのCDが出てこなくなったのですが、今回もクナッパーツブッシュのCD(ワーグナー管弦楽集)だったのです よほどクナッパーツブッシュと相性が良くないのでしょうか いずれにしても、同じ3万円程度の機械でも古いの(ティアック)は7年間持ったのに、新しいの(デノン)はたったの12日間ですよ、奥さん 池袋のBカメラにディスクを呑み込んだままのプレーヤーを持っていき、40分待たされて修理の依頼をしましたが、修理が終わるのが2~3か月先になると言われました 思わず「え~、そんなにかかるんですか」と叫んでしまいました。しかし、こちらとしてはどうすることも出来ないので、その間どうするか考えなければなりません 急きょ、小型スピーカー売場に行って、2390円のテレビ用のポータブルスピーカー(JVC)を、溜まっていたポイントでタダで手に入れました これをポータブルCDプレーヤーにつなげることにしました その結果が下の写真です。当面これでしのごうと思います

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2061日目を迎え、主要7か国首脳会議(G7)は6月中旬にテレビ会議形式で開かれる方向だったが、トランプ大統領が 米国のキャンプデービッドで開くことを検討しているとツイートしたことに対し驚きの声が上がっている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     トランプのコロナに対する危機管理能力の欠如を 世界に表明するようなもんだ!  

 

         

 

昨日、夕食に「串なし焼き鳥」を作りました 娘はネギを食べないので、これは私の分です。やっぱりネギがあった方が好きです

 

     

 

         

 

一昨日の朝日朝刊・オピニオン面の耕論「新型コロナ」は「人はパンのみにて・・・」というテーマでした リードに「『人はパンのみにて生きるにあらず』。芸術や文化活動は、聖書の時代から人間が生きていく『糧』とされてきた コロナ禍という災厄のいま、その意味と支援のあり方を考える」とあります。3人の識者がインタビューに答えていますが、そのうち上馬キリスト教会ツイッター担当の横坂剛比古氏のインタビューをご紹介します

横坂氏によれば、「人はパンのみにて生きるにあらず」は「人は物質的な満足だけでなく、精神的、文化的な満足もなければ、生きていけない」と世間で解釈されているが、これは誤解であるとしています そして、「簡単に言えば、パンばかりに固執してはいけない。神様の言いつけに従っていれば、おのずとパンも与えてもらえる、というメッセージだ」と語っています つまり神様を信頼することの大切さを説いているのだといいます。そして、「文化や芸術は人間の生活にとって欠かせないものである」と多くの人が思っていることが誤解の原因になっているのではないか、と疑問を呈しています その上で次のように語っています

「東日本大震災の直後に、ある音楽関係者が、被災者を励まそうと現地を訪れました。ところが、衣食住が整わないなか、『音楽で元気を出して』と言っても、見向きもされなかったそうです 音楽や芸術といった『文化』は、パンの味を引き立てるジャムやバターのような存在です 『衣食住』という『パン』を取り戻せたとき、『パン』の価値をより高める それが文化の大きな力だと思います

横坂氏の考えは説得力があり、共感できます たしかに『衣食住』という生活基盤が安定していなければ、文化には気が回らないものです 横坂氏は行政書士で、東京都内のキリスト教会で5年前からツイッター担当をしているそうですが、平易な言葉でキリスト教の普及のためにツイートしているのでしょう フォロワーが10万人を超えるというのも頷けます

 

         

 

昨日の朝日朝刊 東京面に「都のアーティスト支援  対象2万人に増   当初4000人想定  応募殺到で」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「新型コロナウイルス感染拡大を受け、都は、活動の場が減っているプロの音楽家や芸術家らを支援する事業の対象を大幅に増やす 想定の4倍以上となる1万6千人の応募が殺到 当初の4千人から2万人にまで対象を広げる。この事業は『アートにエールを! 東京プロジェクト」。都内在住、もしくは都内で活動する音楽家や俳優、美術家らを対象に、ダンスや短編映像、音楽などの動画作品を募集する 審査を経て都専用のウェブサイトで配信されれば、出演料として都が1人あたり10万円を支払う 都は、15日の受付初日に予定の4千人に達したことから、支援対象を総勢2万人に拡大し、すでに決まっている1万6千人に加え、新たに4千人分を募集することにした 都は19日に公表した補正予算案に、文化芸術活動の支援拡充として28億円を計上。東京プロジェクトの追加経費のほか、感染状況が落ち着いた段階を想定し、劇場やホールでの演劇や演奏などの無観客公演の配信などの補助も盛り込んだ

当初の予想が4千人というのは少なく見積もり過ぎだと思いますが、5倍に拡大したことは大きな評価を与えて良いのではないかと思います アーティストの皆さん、最初から諦めないで応募してみてはいかがでしょうか

 

         

 

最近、読書の時のBGMに流しているのはヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィのCDです マルツィは1924年10月26日ハンガリーのティメスバール生まれ。6歳からヴァイオリンをはじめ、7歳でフバイに認められ、弟子となりました 1934年に10歳でブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学し F.ガブリエル教授に就きました。その後、13歳で公開デビューを果たしセンセーショナルな成功を収めました その後、第二次世界大戦のため活動を中断、1947年にジュネーヴ国際音楽コンクールで唯一の女性として入賞しました 協奏曲ではオーマンディ、クレンペラー、ベイヌム、マルケヴィチ、ショルティといった錚々たる指揮者と共演、その後、母校リスト音楽院の教授を務めましたが、1979年8月13日にグラールスで没しました

1枚目はバッハのアルバムです 「パルティータ第3番」はヒラリー・ハーンの純粋無辜の演奏に比べ、ストレートな感情表現の中にも艶があり豊かさを感じさせます

 

     

     

 

2枚目はベートーヴェンとドヴォルザークのアルバムです とくにドヴォルザークのピアノ三重奏曲”ドゥムキー”の民族色豊かな演奏が素晴らしい

 

     

     

 

3枚目はブラームスとラヴェルのアルバムです ブラームスの抒情的な演奏が素晴らしい

 

     

     

 

4枚目はフランクとラヴェルのアルバムです ラヴェルは1枚上の演奏とは違う録音です。フランクの深みのある演奏が素晴らしい

 

     

     

 

5枚目はヴァイオリン小品集です ヘンデルのソナタが素晴らしい

 

     

     

 

6枚目もヴァイオリン小品集(1960年のライブ録音)です ベートーヴェンの初期のソナタの生き生きとした演奏が素晴らしい

 

     

     

 

全体を通して聴いた感じでは、彼女の演奏の特徴は”知性”ではないかと思います

実は、マルツィの演奏はLPレコードでも11枚持っているのですが、ここではバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタのLPを写真でご紹介するにとどめます

 

     

     

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