人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

大植英次 ✕ 新日本フィルでワーグナー「ローエングリン」から「エルザの大聖堂への行進」、ブルックナー「交響曲第9番」の公開リハーサルを見学する ~ すみだトリフォニーホール

2023年03月17日 07時04分18秒 | 日記

17日(金)。昨日午後5時から内幸町の日本記者クラブレストランで、A君の慰労会が開かれたので参加しました A君は新聞関係団体(NSK)時代の後輩で、NSKに34年間勤務した後、私の2度目の職場でもあるNPCの監査役を務め、今年2月に退任したので、NPCの元専務のU氏が発起人となって開かれたものです この日はワールド ベースボール クラシック 順々決勝 ~  日本 対 イタリア戦 があるにもかかわらず、A君を含め9人が参加しました 慰労会の内容についてはこのブログの最後で書きます

ということで、わが家に来てから今日で2985日目を迎え、動画サイトで著名人を繰り返し脅迫する内容の配信をしたなどとして、警視庁は16日、元参議院議員のガーシー氏について、暴行行為等処罰法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕状を請求した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     除名処分にされたあげく 逮捕されるとは 騙されたとはいえ 身から出た錆じゃね?

 

         

 

昨日、夕食に「茄子の生姜焼き」と「生野菜サラダ」を作りました あとはマグロの刺身です。昨夜は私が外食だったので娘のために作りました どうです、ヘルシーそのものでしょう

 

     

 

         

 

昨日午前10時半から、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「第13回 すみだクラシックへの扉」公演の公開リハーサルを見学しました 本公演は本日=17日(金)と18日(土)の両日、トリフォニーホールで開かれます 本番のプログラムは①小曽根真「ピアノ協奏曲『SUMIDA』(仮題)」=新日本フィル創立50周年委嘱作品/世界初演、②ワーグナー:歌劇「ローエングリン」より「エルザの大聖堂への行進」、③ブルックナー「交響曲第9番ニ短調」ですが、この日は②と③のリハーサルが公開されました 指揮は大阪フィル桂冠指揮者、ハノーファー北ドイツ放送フィル名誉指揮者の大植英次です

開始にあたり、事務局から「通常の公開リハーサルは『60分・休憩・60分』という編成であるが、今回は『75分・休憩・75分』に拡大するので、終了が午後1時15分となる」旨の説明がありました

 

     

 

すでに楽員は普段着姿で各自の持ち場に着いて練習をしています オケは14型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの新日本フィルの並び コンマスは崔文洙、隣はアシスタントコンマスの立上舞です。弦楽奏者はコンマスを除きマスクを着用しています

そこに上が白、下が黒のお洒落な衣装、白のマフラーを首にかけた大植が登場、指揮台に上ります どう見てもリハーサル用のカジュアルな服装には見えません 野球界で言えば日本ハムの新庄監督、音楽界で言えば神奈川フィルの組長と呼ばれるコンマスと同じジャンルに区分される人類のド派手な衣装です これで指揮ができるのか?と一瞬心配になりました

最初にワーグナー「ローエングリン」から「エルザの大聖堂への行進」を、途中で止めることなく通して演奏しました その後、冒頭に戻り、木管楽器を中心に細かな指示を与え、また演奏し、ということを繰り返していました 弦楽器は暇そうでした この曲は35分くらいかけてリハーサルを行いました

次にブルックナー「交響曲第9番」のリハーサルに移りましたが、最初は第3楽章「アダージョ」から開始しました これは開始して間もなく演奏を止め、弦楽器に指示を出し、また演奏を進め、管楽器に指示を出し、といった具合にきめ細かく詰めていきました

11時45分に前半が終わり、休憩後の正午に後半が始まりました 第3楽章のフィナーレを再度詰めて、第1楽章「おごそかに、ミステリオーソ」のリハーサルに入りました この楽章は途中で止めることなく通して演奏したので、ありがたかったです 次いで第2楽章「スケルツォ」の演奏に入りましたが、途中で止め、フィナーレの詰めを行いました これで一通りさらったことになりますが、大植は第3楽章の主要部分をもう一度時間をかけておさらいし、最後に第1楽章冒頭を仕上げてリハーサルを終了しました

全体を見学した印象は、派手な衣装の割には かなり細かい人だな、ということです なお、リハーサルを聴く限り、オケはかなりパワフルです 今日の本番が楽しみです

帰りがけにパトロネージュ部の登原さんから、新日本フィルの「維持会員」として寄付をしたことに対する礼状と領収書を受け取りました 印刷された礼状の余白には、「仕事で新日本フィルを支えて、良い演奏で恩返しをしたいと思っています」と登原さんの直筆で書かれていて、とても頼もしく思いました いつも感心するのは、ものすごい達筆で書かれていることです 「みみずの のたくった字」と長年言われ続けてきた私から見ると嫉妬を覚えるくらいです どうしたらあんな上手に書けるのだろうと首をかしげてしまいます 性格か、育ちか、天性か、努力か      いずれにしても、どんなに努力してもあの達筆な字は書けそうもないな

 

         

 

さて、A君の慰労会の話に戻ります この日の参加者は、A君のほかに今年満90歳になるK氏を筆頭に、呼びかけ人のU氏、U氏と同期のM女史、NPC元監査役S氏、男女雇用均等法施行直後入社のK女史、A君の一年下の後輩H君、A君の広告担当時代の同僚のN女史、そして私の9人です ワインを飲みながら、各人がA君との思い出やエピソードを語りました A君はNSK在籍34年間で主要各部署10カ所以上(大阪勤務を含む)を異動したとのことで、これは通常の人事異動よりはるかに多いケースです これについて本人は「どこでも使いものにならず、すぐにお払い箱になって」と謙遜していましたが、K女史の「困った時にはA君に任せておけば安心だ、ということで引く手あまただったのよ」という結論で落ち着きました K女史からはよく飲んだり、A君の趣味の演劇を観に行ったりした話、H君からはバイク事故で入院した際にA君が何度も見舞いに来てくれた話などが披歴されました 私からは、A君は会員社受けが良かったこと、異動で経理に移った時に給与計算のノウハウを、前任者だったA君から親切に教えてもらい助かったこと、松本で毎年夏に開かれている「サイトウ キネン オーケストラ」フェスティバルに、A君の運転する車で何度か連れていってもらい、小澤征爾の指揮するベートーヴェンの交響曲やベルリオーズのオペラ「ファウストの劫罰」を聴いて、日帰りで帰ってきたことをお話ししました A君がいなければこんな貴重な体験は出来ませんでした

ところで、この日のサプライズはNSKの広告担当時代に一緒に働いていたN女史の参加です お会いするのは35年ぶりくらいです 実は、U氏も私もA君もH君もN女史も同じ時期に広告担当に勤務していました したがって、この日の会合はさながら広告担当OB・OG会の様相を呈していました NさんはNSKに3年間しか在籍しなかったのですが、退職後は英語やフランス語などの翻訳を手がけていらしたそうです 彼女の現役時代の感想は「とにかく仕事が多くて大変な3年間でしたが、それなりに楽しかったです」とのこと 私はそばで彼女を見ていたので良く分かります 私も当時、月平均60時間以上残業していたのではないかと思います

話は尽きませんでしたが、2時間をとっくに回ったので、記念撮影をして解散しました A君、長い間お疲れさまでした 呼びかけ人のUさん、お世話になりました ご参加の皆さん、お話しできて楽しかったです またいつか 同じメンバーでお会いできると嬉しいです

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