60年代のドイツのハーフカメラですけど、譲られたカメラとのことで、巻き上げが出来ないとのことですが原因を探ります。
PEN-EEに似たレイアウトです。露出計は元気な動いています。
過去に何度も分解を受けている巻上げ部です。狭いスペースのため巻上げレバーのリターンスプリングはコイルスプリングを使用していて、巻上げるたびにギシギシと音がします。
巻き上げが出来ない原因は「あっここだ」白い樹脂の巻上げギヤの歯が欠けています。無理に巻き上げたのでしょうかね。先日のローライ35方式で修復とも考えましたが、左隣の歯もかなり削れていますので、これはジャンクの部品取りを探してからということで修理断念。最近、3Dプリンターでの複製製作という方法も出て来て、私も興味があるのですが、樹脂の強度などはどんなもんでしょうね。
ホットシュー部のモールドに、ドイツ製なのにカタカナ文字に見えるのは目の錯覚? 「X ギヤ」な~んだ。前回分解した人が答えを書いているじゃないの。分解して損した。
本体はプラスチックのチープなカメラですけど、何となく雰囲気は良いです。また交換部品を着けて来てください。
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