今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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Zuiko 20mmとSEIKO 56GSの巻

2016年10月22日 17時24分59秒 | ブログ

短めの作業など・・Zuiko 20mm f3.5ですけどね。オーナーさんはきれいとのことでしたが、結構曇っていますよ。20mmはレンズ枚数が多いですから、各レンズが薄く曇っていても、全体的には、かなりの曇りになっちゃいますね。

 

カビは無いのですが、各面に曇りがあります。三段ロケットを分離して清掃をしていきます。

 

きれいになりました。付属のキャップ類とケース付ですね。

 

 

次です。北海道のINOBOOさんのセイコー56GSですが、以前に左の個体をO/Hしていますが、何故か秒針が短いので、右のドナーから交換をご希望です。

 

これね。確かに秒針軸に取り付けるパイプ部分のカシメが見えないGS用の針なんですが、少し短い気がしますね。

 

ドナーの裏蓋が固着して開きません。強力オープナーでやっと開きました。

 

 

ガラスは内側が曇りが激しいです。

 

 

両方から秒針を取り外しました。長さが違いますね。腐食を研磨しておきます。しかし、長い方の秒針の取付孔が拡大しており、軸に留まらない状態でしたので、ピンバイスで締め込んで取り付けてあります。

 

機械押えのウェーブワッシャーが折れていましたので、ドナーから交換をして使います。

 

ケースのパッキンが規格外の幅が広いものが使われており、裏蓋が嵌りません。劣化も激しいので新しいパッキンに交換して裏蓋を閉めます。

 

めでたく、秒針は文字盤のインデックスまで届いています。

 

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