今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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標準劣化のPEN-Wの巻

2019年07月13日 20時44分55秒 | ブログ

世の中三連休だそうですね。私には関係はないですけど、今年の梅雨は梅雨の晴れ間というものが無いので応えますね。で、標準的に劣化をしているPEN-W #1198XXです。過去に何度か分解を受けていますね。シャッターが開かないのと、ファインダーも曇っています。まぁ、この個体もあまり書くことは無いと思います。

シャッターが切れない時は裏からシャッタ羽根を小指の爪で突いてみるとパシャッと切れるバスです。切れない時は本当に故障しているのです。

 

 

トップカバー横のネジが欠落しています。

 

 

トップカバーの側面に少しアルコールが着くと・・溶けました。これは通常塗料で塗られていますね。余計なことを・・

 

 

リング類に黒塗料が付着していますね。どこを塗ったのよ?

 

 

いつものように、すべて分解洗浄をしてから組み立てて行きます。

 

 

リング類の塗料もすべて拭き取って洗浄をしてあります。

 

 

ファインダーの対物レンズと保護ガラスを分離して清掃します。

 

 

PEN-Wの問題はレンズだよね。しかし、この個体は曇りはありますが良い方ですよ。

 

 

後玉を外して清掃をします。

 

 

前群の裏側に水滴状の汚れと曇りがあります。

 

 

水滴状のものは清掃しました。問題は前玉と後玉の両方、バルサムが黄変して曇っていることですね。画像で黄ばみが分かりますね。

 

 

清掃をして組み立てました。絞りのクリックはPEN-Wは画像の板バネによっています。ここの潤滑が切れるとギシギシしたような感触になります。モリブデングリスを塗布してあります。では、ヘリコイドグリスを塗布して本体に取り付けます。

 

接着の完了したファインダーをトップカバーに取り付けます。どうもシューは別個体から交換されたようです。記載が合いません。

 

 

トップカバーに余計な塗装をしてありますが、全体的には悪くはないコンディションの個体でした。調子は非常によろしいです。

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