ローライフレックス2.8はあとでメンテナンスをするのですが、裏蓋のへこみが激しいので修復可能か先に作業をしておきたいと思います。この頃の二眼レフは重量がどんどん重くなっていて、しかし、裏蓋の材質はアルミですから打撃により簡単にへこんでしまうのです。画像ではあまりひどくは見えませが結構ひどいです。
このような場合、板金するためには圧板を外したいわけですが、↓のリベットで固定されていてそれができません。
ではどうするかですが、修理職人のご先輩方はどのように修復されるのでしょう? 私は師匠無しですのでお聞きすることもできません。裏から叩けない場合、自動車の板金などでは、へこんだ部分にワッシャーをスポット溶接して、そこをスライディングハンマーで引っ張るのですが、裏蓋が真鍮製であれば半田付けで引っ張ることも考えられますがアルミですからそれも出来ません。デントリペアでは、接着によって固定して引っ張るのですが、カメラでそれが可能か研究課題です。
ちなみに露出表の額縁は裏側のプレス形状と合わないと思っていましたが、このような別部品となっています。
まぁ、試行錯誤で大まかに修正しました。歪み取りは私のスキルでは無理です。多くの個体はここまでひどくなくとも歪みが出ているものも多いので許容範囲でしょうか?
トミーのリペイント (tomys800.sakura.ne.jp)