今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
(お問合せ)tomytmzk@titan.ocn.ne.jp
 

コンタックスⅢ型のメンテナンスの巻

2018年12月12日 11時22分06秒 | ブログ

北海道のINOBOOさんからコンタックスが来ていました。露出計が付いているのでⅢ型ですね。ファインダーが激しく汚れているのと、シャッターが正常に切れない症状です。

 

コンタックスはトップカバーを分離するのにも巻上げ、巻き戻し側も多くの部品が組まれているので簡単ではないですね。

 

焦点調節ギヤはユニットになっています。内部の機械は上方へ引き抜くため、レンズマウントなどを取り去ります。

 

レンジファインダーはプリズムですが、残念ながら張り合わせが劣化しています。

 

 

おぉ、鎧戸シャッター。リボン切れはしていないようです。各部の点検をして行きます。

 

シャッターユニットを取り出した本体と露出計ユニット。

 

 

シャッター不調の原因はシャッター本体の問題ではなく、コントロール系にあるようです。作動の固着があります。

 

縦走り金属製フォーカルプレーンシャッター。

 

 

接眼レンズの清掃はやりずらいです。

 

 

ユニットをボディー本体とドッキングします。

 

 

留めネジはこの1本と両肩2本の3本だけです。

 

 

スローガバナーの復帰が不良でしたので洗浄注油をしてあります。

 

 

ちょっと業務連絡です。先日やりましたPEN-Sを購入ご希望の方。メールを差し上げていますが、すべて戻って来てしまいます。原因は不明です。再度、電話番号を記載の上ご連絡頂けると助かります。よろしくお願いいたします。

結局、シャッターテンションが弱めのため少しテンションを上げました。露出計ユニットを取り付けます。

 

セレンのシャッター窓の建付けを見ています。

 

 

内部の状態も非常のきれいです。

 

 

裏蓋中央に大きくZEISS IKON と記されています。

 

 

清掃をするとメッキの状態も非常に良く、ピカピカ光って良く写りません。プリズムの腐食は残念ですが、素晴らしいコンディションに間違いはないでしょう。

http://www.tomys800.sakura.ne.jp/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。