今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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SEIKO クイーンセイコーの巻

2019年05月06日 10時05分40秒 | ブログ

世の中は10連休だそうですが、旅行に出掛けられた方も多いでしょうね。自営業の私たちには特に連休はありません。作業はしていますが、UPはゆっくり目にさせて頂きますね。一緒に来たのが、あちぁ~、私の苦手な婦人用です。二代目のクイーンセイコーですかね。1020-0010でケースは14ホワイトゴールドとなっています。

 

小径ですけど厚みはありますね。手巻きなのでリューズが痛んでいます。

 

 

 

刻印から1965年5月の製造のようです。初期型になるのでしょうか裏蓋にはクラウンが付いています。(後期はフラット)

 

 

アーモンド形の機械はCal.1020A 23石で、調べてみると基礎キャリバーは2105Aなんですね。

 

 

恐怖のアーモンド形。部品点数は少ないのですが、とにかく小さいので目が・・超音波洗浄で金メッキ地板はきれいになりました。組み立てて行きます。

 

 

この機械は未分解機かも知れません。非常にきれいです。言い忘れましたが、この個体も不動と言うよりは、小さくテンプは振動していますが計測不能の状態。

 

ケーシングをして元気に作動しています。リューズは交換予定ですが、目下、入荷待ちですが連休なので・・

 

 

当初、入手をしたクイーンセイコー用のリューズは後期型用のようで適合せず、オリジナルが見つからないので、コーラス用を調達しました。リューズの寸法規格が微妙に異なり、特にケースパイプがリューズ内に完全に収容されない不具合があります。

 

オリジナル性を崩すことにはなりますが、オーナーさんのご希望によりケースパイプと巻き芯を削って適合させました。操作性と機能性に問題はなく、快適に巻き上げが出来るようになりました。紳士用のグランドセイコー、キングセイコーに対して婦人用の高級時計として誕生したのがクイーンセイコーですね。初代の6型から5型、7型と進化をして行くシリーズをコレクションしても楽しいかと思いますね。

http://www.tomys800.sakura.ne.jp/

 

 

 

 

 

 


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