世の中は10連休だそうですが、旅行に出掛けられた方も多いでしょうね。自営業の私たちには特に連休はありません。作業はしていますが、UPはゆっくり目にさせて頂きますね。一緒に来たのが、あちぁ~、私の苦手な婦人用です。二代目のクイーンセイコーですかね。1020-0010でケースは14ホワイトゴールドとなっています。
小径ですけど厚みはありますね。手巻きなのでリューズが痛んでいます。
刻印から1965年5月の製造のようです。初期型になるのでしょうか裏蓋にはクラウンが付いています。(後期はフラット)
アーモンド形の機械はCal.1020A 23石で、調べてみると基礎キャリバーは2105Aなんですね。
恐怖のアーモンド形。部品点数は少ないのですが、とにかく小さいので目が・・超音波洗浄で金メッキ地板はきれいになりました。組み立てて行きます。
この機械は未分解機かも知れません。非常にきれいです。言い忘れましたが、この個体も不動と言うよりは、小さくテンプは振動していますが計測不能の状態。
ケーシングをして元気に作動しています。リューズは交換予定ですが、目下、入荷待ちですが連休なので・・
当初、入手をしたクイーンセイコー用のリューズは後期型用のようで適合せず、オリジナルが見つからないので、コーラス用を調達しました。リューズの寸法規格が微妙に異なり、特にケースパイプがリューズ内に完全に収容されない不具合があります。
オリジナル性を崩すことにはなりますが、オーナーさんのご希望によりケースパイプと巻き芯を削って適合させました。操作性と機能性に問題はなく、快適に巻き上げが出来るようになりました。紳士用のグランドセイコー、キングセイコーに対して婦人用の高級時計として誕生したのがクイーンセイコーですね。初代の6型から5型、7型と進化をして行くシリーズをコレクションしても楽しいかと思いますね。
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