みなさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。もう、初詣は行かれましたか? 私はコロナもありますし寒波ですのでずっと家にいます。NHKの紅白も視聴率最低だったようで、最近の地上波はまったく見るところが無いので暇ですからボチボチ作業をして行こうかと・・で、ローライ35以外と思ったのですが、段ボールの中を見ると1台残っていましたので急きょやって行きますね。この個体は#61582XXとシンガポール製で外観もきれいでこのままでも販売出来そうな状態ですが確認のためのメンテナンスです。何やら巻き戻しダイヤルにティッシュのような紙が挟まっています。清掃をしたのでしょうかね? 回転も重いので分解清掃をします。
本体の黒い樹脂ですが、これが材質の劣化で白化して来るんですね。この個体もかなり来ています。ここが劣化しているとみすぼらしいので研磨します。
研磨のために分解しました。ジャーマニーとは全く部品構成が異なります。
未分解機と思っていましたが、ネジの1本がスリ割りですね。この頃は+ネジで正しいですが・・
シャッターの低速不調の改善と露出計のメンテナンスをしてあります。メーター側の透明窓は平滑性の悪い(スジがあり金型の磨きが足りない)樹脂製(以前はガラス製)になっています。よってトップカバー側の樹脂窓と重なると透明度が落ちます。トップカバーは洗浄と樹脂窓の接着をして取り付けます。
使い込まれた個体ではないのに沈胴が緩めで多少首を振る。するとガイドレールが削られて余計に首を振るようになります。切粉が付着しているのが確認出来ますね。この程度であれば再使用します。
フェルトの下に調整用の紙が入っています。これは工場で入れたもので、パーツ設定もされています。マウント部の内径と沈胴部の外径とのクリアランスが大きい場合、調整用に紙が入れられていたと思われますが、そのような調整個体の場合、使い込まれなくとも早期に沈胴が緩んでしまうのではないか? と考えています。
フェルトをセットしました。時計用のキズミがテーパーで外径がちょうど良いのでフェルトをなじませるために挿入します。(私の場合です)
通過反射鏡が汚れているらしくピントの山がさっぱりつかめなくなったので、
今度メンテナンスお願いしたいと思います。
もう一台は、露出計の感度が極端に低いし…