と言ってもね。UPする予定は無かったので、殆ど終わっていますけど。以前に整備をしたPEN-FTと同じ方が所有されていたご遺品だそうです。かなり放置が長く汚れ放題でシャッターは不動状態でした。シボ革が劣化しており、剥離をするとバラバラになるのでレンズを外してのメンテナンスとしてあります。反射ミラーも腐食と汚れが進んでいます。
ピントグラスも汚れが激しいですので清掃しておきますが、取付バネの片方が錆ついており、途中から折れています。仕方ありませんので分離せずに清掃をします。
前面を押してもマグニファイヤーが固くて出て来ませんでした。
画像右のダイヤルがシンクロコンパー1/500までのシャッターダイヤル。左が絞りダイヤルで窓に表示が出ています。
向かって右下がこのモデルの名称となったシンクロMX切り替えレバー。撮影レンズはツァイス・オブトン・テッサー1:3.5 f75mm ビューレンズとも清掃できれいになっています。
左下のシャッターボタンには機械式のロック機構が付いていますね。
内部もきれいです。レンズも清掃しました。
いつも感心するのが裏蓋のロック機構。精密な動きのギミックです。放置のため外観のアルミアルマイト部分の劣化が目立ちますが、機械の程度は悪くないと思います。これからも長く使えますね。