久しぶりのUPです。いゃ~、地獄を見て来ました。というかまだ脱出出来ていません。大学病院での治療が功を奏してか、今日の検査では回復しつつあるとの診断でした。午前中はダメだったのに、午後、車の運転の最中に回復を実感しました。しかし、道半ば状態ですので、もう少しお時間を頂ければありがたいです。
三光PENが2台来ていまして、両方とも程度は良くないです。ましと思われる方を作業中にここまで仕上げて、あとはカバーを組むだけとなった時に異変を感じました。もう少し養生してから作業を再開したいと思っています。
みなさんからお見舞いのメールを頂戴しています。特に、ご常連さんたちからは、心温まる贈り物が届いたりで感謝に耐えません。
今は無理をしないようにしていますが、この作業は途中ですのでボチボチですが進めました。途中は全て省略させて頂きます。まぁ、両方とも時代相当で、いじり回されてビスなども欠品しており「あ~ぁ」というコンディションですから、本来は良いとこ取りのニコイチが良いのでしょうけど、簡単に個体数を減らしたくはないのです。そこで、2台とも、或いはオリジナルでない部分が出てもカメラとして生かすことを選択しました。特に左側のコンディションが悪くて、この初期型に使われているスプールは内部に拡張型のバネが挿入されているため、多くの部品でクラックが生じてスリップしてしまいます。それゆえ、以後のタイプに設計変更されたのでしょう。今回は応急的に以後の変更されたスプールを使用しておきます。そのためには画像の関連部品をセットで交換する必要があります。特にこの頃の駒数ネジは正ネジですが、以後は逆ネジとなるため駒数ネジも交換が必要です。ジャンク箱を探すと逆ネジでしかもカニ目孔が非貫通のものがありましたので、それを使用しました。良品の初期型スプールも在庫は無いことはないのですが、貴重なので使いません。オーナーさんで調達出来れば簡単に交換出来るようにしてあります。まぁ、私が作業が出来ればですが。その他ではこの頃の特徴である、ファインダーの樹脂製対物レンズですが、これがゴム系接着剤で接着されていました。これは厳禁です。接着剤に含まれる溶剤(アセトンなど)でレンズが溶けたり曇ったりしてしまうのです。細かなことですが、すべての知識を持って作業をしなければ、カメラの状態を悪くしてしまうのです。では、今回はこの辺で。しばらく回復に努めます。