にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】動楽亭 昼席

2012年08月08日 | 落語会
動楽亭 昼席(2012.8.8)
-演目-
桂小鯛さん「時うどん」
桂ちょうばさん「猫の茶碗」
桂わかばさん「片棒」
桂南光さん「化物つかい」
 中入
桂米二さん「牛ほめ」
桂米紫さん「子は鎹」

実はここ以前客席5人というのに当たってから平日に行く場合は結構ドキドキする(笑)。でもさすがに今日は南光さんというビッグネームがあるせいかそこそこ入っていた。
開演を待つあいだ、ふと聞こえてきたイビキ。暑い中外で待ってて涼しいところに入って寛いじゃったのかね?(笑)。このままずっと寝てたらすごいな・・・と思ってたんですが、開演と同時に覚醒されました。

開口一番は小鯛さん。コダイさんって後ろ下げないといけないんだね。あげちゃうと古代さん・・・「古代くん」と森雪風に呼びたくなってしまう・・・なんてことを思っちゃったりなんかしながら「時うどん」。
小鯛くんゴメン。一番前のおじさん。開演前にイビキかいて寝てた人なんだけど、開演したらこれがまたノリがよくって、手たたいて笑ってる。そのギャップに私、ハマってしまって、おじさんが面白くって、意識がそっちにいっちゃってました。でも案外小鯛さんもやりにくかったんじゃないかなぁ。

ノリのいいおじさんが一席で普通の風景として馴染んだので気にならなくなった二席目はちょうばさん。ちょうど昨日パパになられたそうで、おめでとうございます。「猫の茶碗」噺は知ってましたが、生で聴くのは初めてだったかな・・・。しかし一万円とられて、結局連れて帰らないといけなくなったネコたちは幸か不幸か・・・。なんかどうも落語に出てくるネコって扱いが邪険なんだよねぇ。

続いてわかばさん。なんと演目は「片棒」!これ、以前第3回林家BEAMSで染太さんのを聴いてるんですが、その時なんだか新旧入り乱れ感があってなんとも落ち着かず気持ちの悪かったんですよね。でも今回は変に現代風味が入ってないからすんなり聴けた。やはりいじり方を間違えると噺壊れちゃうんですね。

中トリはビッグネームな南光さん。実は今回初めてこの方の落語を聴きます。それも生で初めてではなく、テレビやラジオも含めて全く初めて聴く南光さんの落語だったりします。マクラでは奥様との家庭での攻防を話されたんですが、ざこばさんも奥様ネタ話すんですよね。なんかダブっちゃった。演目は「化物つかい」これは先日吉の丞さんで初めて聴いた噺なんですが、全然違います。って当たりまえなんですけどね(笑)。でもテレビで聴くよりも今日の方が声がしゃがれてて、この方はこういう声なんだとわかってはいても、ちょっとつらかった。好きになる落語家さんってその人の芸風もあるけど声もあるんだなと実感。

中入り後は米二さん。私の中の本日のメインイベントです。出てこられるとホッとする。でもマクラは手を抜いてる感がありましたが・・・(笑)。前日に京都であった米二さんの会に私の友人が友人を連れて出かけて、初めて落語を聴き初めて米二さんを見たその友人の友人が米二さんのことを「男前でダンディーだ」と言っていたとの報告があり、思わず高座の上の米二さんをじっとみつめてしまったよ。・・・・・・・・・・・・・・・・。
演目は「牛ほめ」!お弟子さんの二葉ちゃんがネタおろししたばかりのネタだから、思わずにやけてしまった。やはり一番いい。私の中では本日一番です。

トリは米紫さん。まさか「子は鎹」が来るとは思ってもみませんでしたよ。しかし・・・あれ?お父さんとお母さんが逆だ!私が聴いたのは染二さんの「子別れ」だったから、上方版は逆なのか?と思って調べたら、普通「子は鎹」でもお父さんが子供と出会って鰻屋なんですよね。なんで逆なんだろう?そっちの方が気になる(笑)。米紫さん大熱演!ところがクライマックス聞こえてくるイビキ・・・。最初に寝てた人かどうかはわからなかったのですが、さすがに米紫さん堪えたんだろうなぁ「いいところなのにイビキ聞こえるし!」とかって言っちゃった。(^-^; お気持ちお察し致します。でもこの会で「子は鎹」はどうかなぁ~・・・とは思う。

生ならではの楽しさのあった本日の動楽亭でした。


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3 Comments

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爆睡一直線 (いかなご次郎)
2012-08-08 23:32:43
動楽亭の座椅子はいごこち良すぎてNGです。以前、6席中5席いびきをかいて寝ていたおじさんがいましたよ。
寝るのはかまわないのですが、いびきだけは勘弁して欲しいものです。
南光さん、だめでしたか。残念。私はミーハーなのかざこばさん、南光さんだともう無条件で面白いんですが。というか、とめさん実は面食いですか?w

それはさておき、キャリアのある落語家さんが「子ほめ」や「牛ほめ」をかけるのは卑怯ですな。面白すぎる。米二さんの動物園とかつるとかも聞いてみたいですね。
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声のこだわり。 (とめ)
2012-08-09 21:47:32
いかなご次郎さーん。
6席中5席を寝てたってのはすごいですねぇ。一体何しにきたんでしょう?(笑)。
でもホント、演者さんはイビキのあるなしかかわらず寝られちゃたまんないでしょうけど、同じ客席としてはせめてイビキかかないでと思いますよね。

ちなみに私は面食いではないです。>キッパリ!
でも声にはこだわりもってますね。基本落ち着いた声が好きです。そして落ち着いたしゃべりがいいですね。

そっか・・・やはり卑怯なネタだったんですね(笑)。
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Unknown (いかなご次郎)
2012-08-12 15:03:23
>6席中5席を寝てた人
トリの雀々さんの時だけ起きていたので落語ファンではない雀々さんのファンだったのかもしれません。(枝雀さんにはいたそうです。そういうファン。そういう人は枝雀さんの落語会で枝雀さんの落語以外の時はロビーに出てしまったんですって)
ただ冷房の聞いた部屋で三時間寝ていたかったのかもしれませんが。雀々さんの夢八では寝ているのは不可能なので。
声>
声と言えば、月亭八天さんは良い声だなあと思います。響きがあると言うか。
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