にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『幸せをつかむ歌』

2016年04月07日 | MOVIE
『幸せをつかむ歌』RICKI AND THE FLASH(2015年/米)
監督:ジョナサン・デミ。
出演:メリル・ストリープ。ケビン・クライン。リック・スプリングフィールド。

ロサンゼルスの小さなライブハウス。ステージに立つのはリッキー&フラッシュという若くはないバンド。ボーカルのリッキーはバンドだけでは食べていけないので昼はスーパーのレジ打ち。実は彼女ロック歌手という夢が捨てきれずに三人の子供を夫の元に残して離婚していた。そんなある日元夫から娘のジュリーが夫に捨てられ離婚したことで精神的なダメージが強く助けてやってくれと連絡がくる。早速インディアナポリスへと向かう。高級住宅街にある家に到着したリッキーは完全に場違い。飛行機代で手持ちのお金が全くなくなったリッキーはそのまま元夫の家に泊まり込み、娘のジュリーと向き合い、今は家を出ている二人の息子とも再会するが・・・。

冒頭のライブハウスのシーンに「見に来てよかった!」という気になる。結構単純である(笑)。往年のロックのヒット曲だけではなく、なんとレディガガ!まさかレディガガの楽曲を歌うメリル・ストリープを見られるとは思いませんでしたよ。このメリル・ストリープ演じるリッキー、本名はリンダなんだけど、私は歌手!ロッカーなのよ!ってな感じで子供を放って家を出て離婚したんだろうな・・・というのが現在のスタイルでなんとなくわかる。ライブハウスのステージ上だけのファッションならともかく、普段も濃いメイクにロッカーな髪型。タトゥにアクセサリージャラジャラですからねぇ。しかもその恰好でインディアナポリスの高級住宅街の元夫と娘のいる邸宅を訪れるんだけど、元夫も娘も、久しぶりに食事でもとやってきた息子も驚かないんだからすごい(笑)。奔放な母親、自分たちを捨てた母親。憎しみや恨みはきっと彼らの中にあったとは思うけど、心底憎めないできたんだろうな。そんな気がした。自分の父親の介護のために家を空けていた現妻が帰宅。生みの母親であることを訴えるリッキーに、あなたが知っているのは小さい頃だけ、私が育ててきたんだと怒りをぶつける現妻。いつも送っていたカードなども嫌がるあの子たちに書くようにと私が書かせていたんだと本当のことをぶつける。傷心で戻ったリッキーにバンドのギターで現彼でもあるブラッドは言う。「愛するのは親の義務だ。君の使命だ」と。子供たちから愛してもらえないようなことを自分はした。でも私は子供たちを愛しているきっとリッキーはそう気付いたんでしょうね。ここからの展開はとても素敵です。ラスト、よくあるパターンの大団円。いいんじゃないですか。親子で歌う「Drift Away」気持ちのいいラストです。劇場で私のななめ前に座っていた女性がこのシーンで体を左右にゆすってノリノリで見てらっしゃいました。その気持ちよくわかるよ!って微笑ましく思えましたよ。今すごくこの作品のサントラが欲しい!って思っている・・・きっと密林あたりでポチッってしてしまうんだろうな。(^_^;)

-2016.4.6 シネリーブル梅田-


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