にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【観劇】『NINAGAWA 十二夜』

2009年07月12日 | STAGE
『NINAGAWA 十二夜』
原作:ウィリアム・シェイクスピア。
脚本:今井豊茂。
演出:蜷川幸雄。
出演:尾上菊五郎。尾上菊之助。中村時蔵。中村錦之助。他。

あらすじはこちらウィキペディアをご覧ください。役名は違いますが、物語はそのまんまです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%A4%9C

で、その役名の一部を番附より。
琵琶姫(ヴァイオラ)・獅子丸(シザーリオ)
斯波主膳之助(セバスチャン)
丸尾坊太夫(マルヴォーリオ)
捨助(フェステ)
大篠左大臣(オーシーノ公爵)
織笛姫(オリヴィア)

うまくつけてますよねぇ。まずこれに感動しました(笑)。
一幕・二幕通して3時間強。休憩が35分もありますが、全然ダレなくって面白かった!いやぁ、行ってよかったですよ。3階席での鑑賞ですので、もちろん花道は舞台ギリギリのところしか見えません。でも今回の舞台鏡が使用されているので、客席側が舞台に映るんですよね。おかげで花道も見える。これは有難かったですよ。
物語は無茶苦茶わかりやすいし、琵琶姫が双子の兄と生き別れになったことで男装して男として生活するんですが、これは歌舞伎という世界ですので全く違和感なし(笑)。二役の早変わりも歌舞伎の見せ場の一つなんで、すごく面白い。
で、こうして歌舞伎という世界になっても、やはり蜷川演出だなぁー・・・とすごく感じた。考えると蜷川さん演出作品って『藪原検校』『エレンディラ』『から騒ぎ』と生で見るのはこれが4本目。DVDだと『タイタス・アンドロニカス』『間違いの喜劇』『オセロー』『リア王』の4本見ている。だからすっかり馴染んでいるのか、すごく見やすかった。でもなんか不思議だったシーンが・・・。冒頭なぜ『藪原検校』でもあった、座頭たちが綱持って歩くシーンがあったんだろう?(^^;
とにかく楽しかった。演出がどうこうってとこまではさすがにわかりませんが、なんとなく蜷川演出は私好きなんでしょうね。太鼓でターミネーターのテーマ聞けるとは思わなったし(笑)。

でもこの舞台がどうこうって話じゃないんですが、最初は男だと思ってて、それが実は女性だったからってカップルになるってどうよ?(笑)。まあ、この頃、お小姓ってつまりはそういう相手でもあったらしいですから・・・それに日本は昔は男色は何ともなかったらしいですから・・・何ら問題ないのかもしれませんが・・・。シェイクスピアの時代も違和感なしだったのかな・・・。

-2009.7.12 松竹座-

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