にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】米二・塩鯛二人会

2013年12月28日 | 落語会
米二・塩鯛二人会(2013.12.26 天満天神繁昌亭)
-演目-
桂二葉さん「子ほめ」
桂米二さん「厄払い」
桂塩鯛さん「八五郎坊主」
桂米二さん「不動坊」
 中入
桂塩鯛さん「お文さん」

私の本年の落語納め・・・落語見納め?になります米二さんと塩鯛さんの二人会。去年もこの会で終わったんじゃなかっただろうか?
開口一番は二葉ちゃん。もう来年年季明けなんですね。師匠に色気がないなんて言われてましたが、私としては変な色気などないままに少年のようなさわやかな落語を続けて欲しいんですが。

米二さんの「厄払い」は二度目かな?昔はこんなのがあったんですねぇ・・・と調べたら、ほぉ~江戸では「おん厄払いましょ、厄落とし」と言ってて、なんと「三人吉三」の台詞にもあるとか・・・。「三人吉三」観たことあるんだけどなぁ、そんな台詞あったかしら。ま、いっか。
季節的にぴったりのお噺でした。それにしても「亀は一カ年」って間違えるにもほどがある。でもなぜかここが一番好きだ(笑)。

塩鯛さんの落語は本日二度目。そして一年ぶり。つまりこの会でしかお目にかかっていない。次もまた一年後だろうか。
「八五郎坊主」は初めて聴くお噺です。「つまらん奴は坊主になれ」って言うから自分はつまらん奴だから坊主になるって言いだす変わり者。それであっさり坊主になれるから落語は面白い(笑)。落語では結構坊さん遊ばれますねぇ。しかしこのタイトルの不思議がこの主人公はがらっ八なのになぜ「八五郎坊主」なんだろう?本名は八五郎ってことなのかな?

待ってましたの「不動坊」。この噺好きなんですよね。これも冬ならではのお噺です。冬、しかも雪まで降ってる寒い夜にバカにされたからって幽霊で脅かそうという発想をする四人組。そしてその四人がなんとも間抜けてて憎めない。愛すべき阿呆たちが出てくる落語ってやっぱいいですよねぇ。

トリは塩鯛さん。「お文さん」ってまた変わった題なんですが、経文の最後に読む法語を浄土真宗の大谷派では「お文さん」と呼ぶそうで、その「お文さん」がサゲになるお噺です。面白いけど、よーく考えるとそうそう笑える噺ではないんですよね。なんたってお妾さんとの間に出来た子供を自分ちでそのお妾さんと一緒に育てて、なんとか折を見て御寮人を追い出そうという恐ろしい企みの噺ですからねぇ。でもよく出来た噺です。それにしても落語に出てくる丁稚さんはどうも御寮人と女中頭が組むと「嘘をつくと血を吐く饅頭」を必ず食べさせられるようですね(笑)。お決まりのパターンなのかしら。



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