東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

無念の敗退

2023年10月06日 20時36分00秒 | 2023秋イン
お世話になっております。3年470スキッパーの澤田です。

大きな節目となるタイミングでのブログですが、時間の関係上そう長々とは書けませんと、断らせていただきます。

9/29-10/1の3日間で行われた秋イン決勝が終わり、今年の関東秋インシリーズも全て完結しました。決勝のリザルトは470チームのみ以下に示します。


4829 吉田/槇枝 11-39-22-13-24 計109点 19位
4791 澤田/山本 17-35-20-17-29 計118点 22位
4692 成相•安藤/加藤•丸山 33-12-37-46(BFD)-32 計160点 36位

1位 早稲田大学 115点
2位 慶應義塾大学 175点
3位 日本大学 177点
 途中略
8位 法政大学 376点
9位 東京大学 387点


悔しくも470チームは全日本インカレ進出とはなりませんでした。本当に、あと一歩だっただけに、悔しい結果に終わってしまいました。

コンディションとしては北東から東のシフティな微風と、大きく西風も入る南西の微風ということで、あまり葉山では経験したことのないような風でしたが、ちゃんと実力通りの結果になったと言わざるを得ません。

個人的な振り返りを先に書こうと思います。

僕自身、去年は運営側、春インはサポートだったので、この秋インで初のインカレデビューとなりました。2番艇に乗せてもらい、かっこいいビブスを着て、みんなの声援を背に受けながら出艇をした時は、今まで感じたことのないプレッシャーを感じましたが、レースにマイナスに働くようなことはなかったと思います。

相方のクルーもファンキーな野郎ですが、さすがに緊張していたようで、D旗掲揚のホーンがなってもトイレから戻ってきませんでした笑。

その緊張がマイナスに働かないよう、レース前にはその日の風の特徴やチューニングの良し悪し、レースプランについてしっかり話し合い、「落ち着いてやれば大丈夫」と自分達に言い聞かせていました。

今レースは文字を付けなかったことと、回転をしなかったことは良かった反面、スタートでの攻めが足りず、苦しいレース展開になった場面があり、特に2Rと5Rは大きく崩す結果となりました。

この一年を振り返ると、ほとんどずっと相方と乗っていました。4579という、少しだけ年季の入った船に、これまた長い間乗っていましたが、前半はなかなか結果が振るわず、個人戦では目標としていた30番以内には遠く及びませんでした。スタートでは攻めすぎたり守りすぎたりして上手くいかず、得意のクローズのボートスピードは活かせず、ランニングの走らせ方に迷走して色々と大変でした。

しかし8月に入って、相方が南風のコースの引き方を掴んだようで、少し良い兆候が見え始めました。4791に乗り替わったこともあってボートスピードも改善され、コース練習でも前を走ることが増えて、調子としては良い形でインカレを迎えることができたと感じています。

今後の課題としては、安定したスタートをすること、だんごになったときに順位を落とさないこと、クルーが誰であっても走ることの3つが最重要だと考えています。

次に、チームとしての振り返りです。

去年の代替わり後、全日本インカレシングルという目標を立てましたが、スタートした時点でかなりビハインドが大きかったことを考えると、一年間質も量も最大にして練習をしないと全日本にすら行けない弱小チームとして始まったんだと、今改めて認識しています。

引っ越しなどで夏の練習量が例年よりも少なかったことを考えると、春合宿でいつも出艇が遅れていた時点で、好成績を残すのはかなり厳しい運命にあったのだと感じます。

最後の追い込みで9位という結果に留まったものの、自分達の実力の把握の甘さと、チーム内での危機感の共有不足が問題だったと感じます。

次の代ではこの経験を活かして、大きく成長した状態でインカレを迎えられるよう、
そして、江ノ島で良い形で引退を迎えられるよう、下級生も含めたチーム全体で気持ちを新たに精進していきたいと思います。

最後に、沢山のご支援、ご声援を送ってくださった保護者、LBの皆様、そしてサポートしてくださった方々、チーム東大がこれほど多くいるんだと、レース当日も非常に心強く感じました。本当にありがとうございました。



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