お世話になっております。3年スナイプスキッパーの中静です。
先週末に行われた秋季関東インカレ決勝について振り返らさせていただきます。
スナイプ級
31308 西尾/三上 8-11-2-13 計34点 3位
31494 大野/柳澤 22-26-23-26 計97点 22位
31418 中静/神田 3-18-3-23 計47点 6位
1位 早稲田大学 109点
2位 東京大学 178点
3位 慶應義塾大学 216点
4位 中央大学 217.3点
5位 日本大学 226点
6位 法政大学 248点
秋イン2週間前、若干の不安を抱えていました。
いつも背中を追いかけてきた西尾さんと大野さんの両方が大怪我をしてしまったからです。
大野さんからの電話で秋インには間に合わないことを告げられた時は運命の残酷さを恨みました。同時に、絶対にここを突破して全日本に繋げようという気持ちになりました。
他の4年生のためにも、様々なことを犠牲にしてサポートしてくれる人達のためにも前を走らなければならない。
それから、部活中はもちろん、寝ている時もトイレ中もヨットのことだけを考える日々でした。
前日には近所の町中華で「いつもの」をいただき気合い十分。西尾さんは完全に復活し、控えには千田さんもいるということでもう不安はなくなっていました。
1日目は北風の軽風で1レース行われました。スタートでやや出遅れましたが振れに合わせてコースを引き、シングルでフィニッシュすることができました。この時点でチーム成績は3位。普通に落ち着いてやれば戦える実力がついてきていることを実感しました。
そしてノーレースとなった2レース目でほとんど強豪校がBFDとなる中、東大は一艇も引っかからないというアツイ展開に。明日次第で優勝もあるぞという期待感が漂う中、1日目は終了しました。
2日目も風が安定せず、午後に南風の軽風で1レースのみ成立しました。
ここで地獄を見ることになります。1上で3艇とも後ろを走っていました。気持ちの緩みがどこかにあったのかもしれません。そこからさらに自艇はゾーン内タックでプロテストされ2回転サルコウ、他2艇も圧倒的即ジャイロングの中ノージャイとなり絶望の見た目。
応援してくれる人達の顔が浮かび、申し訳ない気持ちになりました。しかし、前年度スナイプリーダーの大根田さんが去年ずっと言っていた言葉を思い出し、目の前の一艇一艇を抜くことに切り替えることができました。
なんとか粘りこの時点で1位の早稲田と19点差の2位。
最終日、南風順風の中、気合いを入れて出艇。
3Rでスタートを第1線で出ることができ308と2位、3位フィニッシュできた時は感動しました。神田とがっちり握手を交わしました。
しかし、最終4Rで崩してしまい、結果は準優勝。
早稲田は強かった。どんな時も3艇ともスタートで前に出れているし、たとえ一上で後ろを走っても必ず這い上がってくるのを見て、まだまだ実力が及ばないと感じました。
ただ、東大スナイプも間違いなく強くなってきていることを実感できるレースでした。本レースで顕になった課題を克服し、全日本インカレでは優勝出来るよう精進して参ります。
最後になりますが、応援に駆けつけてくださったLBの皆様、保護者の皆様、ありがとうございました。観覧艇も数多く出していただき、皆様のご声援が力になりました。
そして、自分たちを支えてくれたサポートメンバー、マネージャーのみなさんも本当にありがとうございました。
小戸でもっといい景色を見られるように、一緒に走り切りましょう。
中静勇輝