東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

スナイプ ビッグフリート 戦い方 

2024年05月30日 23時26分57秒 | レース反省
お世話になっております。4年の中静です。
先週末に行われた江ノ島オリンピックウィークの報告をさせていただきます。

スナイプのリザルトは以下の通りです。

スナイプ級 全86艇
14位 31418 中静(4)/下村(2) 21-(23)-13-11
47位 30736 元尾(2)/大生(4) 30-(58)-41-55
49位 31494 市毛(3)/三上(3) 28-54-(76)-46
52位 31308 天野(3)/神田(4) 64-37-(70)-29
67位 30072 遠藤(3)/佐藤(3) 56-60-50-(BFD)
84位 30531 杉山(2)/高畑(2) 81-80-(RET)-DNC
85位 30785 島瀬(2)/荒井(2) 85-81-(RET)-DNF


BIGフリート。

1日目は、南風5m~8mの順風で3レース行われました。自艇は、クルーの泰三の全力ハイクアウトによりボートスピードが安定しており、また、ケーストラブルを起こしすぎた春インの反省を活かして極力リスクを取らない行動を意識することで順位をある程度まとめることができました。チームとしては、ビックフリートに慣れていないことやレース中にボートスピードを出し切れていないこと、ケーストラブルが多発したことが課題として上がりました。
この日は東風の微風予報だったにも関わらず最後までオーバーコンディションでした。葉山合宿所から江ノ島までダイチャリで移動しているのですが、電動アシストが付いているにも関わらず翌朝はペダルがすごく重たかったです。まだまだトレーニングが足りないですね。。


マジ・ハイクアウト


ランチパックが配布されました。これにはディアンもニッコリ

2日目は、南風3mほどの軽風で1レース行われました。この日は朝はベタベタで、昼頃から風が安定しようやくレースが行われると思いましたが、潮の影響もありかなりの回数ゼネリコが繰り返されました。最終予告時間ギリギリでスタートし、3上マークまでのコースで行われました。
自艇はスタートを盛大に出遅れ、フレッシュを掴むまでに2分ほどかかってしまいました。しかしその後尊敬するセーラーである西尾さんの「やばいと思ったら一旦笑顔になる」という格言を思い出し、少しニヤリとしてから冷静にフレタックをし、最後は右の風を掴んでリカバリーすることに成功しました。やはりヨットレースにおいてメンタルは非常に重要だと再認識しました。チームとしてはスタート(ライン把握と加速動作)や1上で叩いた時でも這い上がってくる力の無さが課題として上がりました。



微風でした。

レース後には江ノ島から葉山への艇の引越しを行いました。


次回江ノ島に来る時は第3回江ノ島スナイプ、そして個人戦が連続して行われます。
私たちの次の目標は全個に3艇以上通過することです。
残りの練習回数は少ないですが、今回得た経験をチームで共有し、課題を一つずつ潰していきたいと思います。

考え続けること、あとはヨットを楽しむことを今後も忘れずに精進します!

4年 中静

ちょうど一年

2023年11月02日 16時56分45秒 | レース反省

お世話になっております。クルーザー班3年の関根佑樹です。

日が落ちるのも非常に早くなり秋も深くなったなあと感じる一方、海に出ると日差しが強く、まだまだ冬には遠いなと感じます。あと数週間もすれば寒い寒い冬がやってくるのでしょうか。

 

さて、先週の10/28(土),29(日)にはJ24関東選手権がありました。運営の皆様、ありがとうございました。

 

リザルトは以下です。

 

(6) - 4 - 5 - 4 - 6 計25点 5位/全7艇

1日目は微風で風が安定しておらず、1レースのみ行われました。

 

1レース目は、6位ということで叩きました。ターニングポイントは、1上回航直後の2回目のジャイブでした。即ジャイ後にそのまま右海面に伸ばしたかったのですが、クローズを走っている7位艇を避けるためにジャイブをせざるを得なかったのです。ただ、ジャイブをせざるを得なかったというのはその時の自分たちの判断なのですが、他艇は前を通らせてもらうといった対応をしていました。確かに自艇の位置はそれをするには難しい位置にありましたが、クローズ艇に声かける・無理に下ってでも後ろを切るという手段があったことは後悔です。

 

1日目の夜はJ24の関東フリート懇親会が三崎マリンで執り行われました。そこでは東大・防大ともにチーム紹介をさせていただいたり、月光チームのワールド遠征報告もあり、関東フリートとの交流が深まったいい会でした。1レース目の上記のジャイブは他チームの目にも留まったようで(笑)、来年の世界選手権の開催場所になぞらえて「シアトルジャイブ」という異名をいただきました。同期のタクティシャンの友成は大喜びでした。

 

2日目はジェノアマックスで、ジブで走らせる船もいるぐらいの強風でした。4レース行われました。

 

2レース目は手堅く4位でフィニッシュしました。

 

3レース目は2上までは手堅く4位でしたが、最後の下レグでガストによるアンヒールで1年の古川が落水してしまいました。これは安全性の観点で今後気をつけなければなと思うような場面でした。そもそも体勢が高かったこととフォアデッキが真ん中に集まりすぎていたことが原因でした。また落水後の対応もスピンの回収が遅かったこと、船をもっと上にたてられたことが反省点としてあげられます。今回は大事に至らず、今後に活かせる失敗になった点は良かったと思います。ご心配・ご指摘をいただいたレース委員長の畠山さん、フリートキャプテンの森さん、ありがとうございます。

 

4レース目も手堅く4位でフィニッシュしました。

 

5レース目は2上で、少し前にいる抜かせるかもしれないジェリーフィッシュと後ろの抑えるべきピンクキッスとがおり、タクティクスが中途半端になってしまったことでマーク際でごちゃつき、結果的にマークタッチしてしまったことで6位が決定的となってしまいました。ただ、レガッタ全体を考えるとここで4位にならないと総合4位を狙えなかったため、単に実力不足です。

 

1レース目の「シアトルジャイブ」然り、5レース目の2上然り、今回のレース全体を見ると対艇の対応を間違えて順位を落としています。対艇戦略に関しては今一度、きちんと考える必要がありそうです。

 

 

さて、ちょうど1年前の関東選手権を振り返ってみると、新入生以外ほぼほぼ同じメンバー、同じポジションで参加したのですね。この時、自分はヘルムスマンのデビューレース、源はバウマンのデビューレースでした。懐かしいです。当時はほぼビリッけつだったようで、上位艇とも絡む場面が増えた今回を考えると艇全体として成長したなーと感じます。成長していなかったら、悲しすぎるのですが…。全日本選手権まで残り20日。それまでもう小網代の海で練習することは無いですが、この1年の成長に自信を持って臨みたいと思います。

 

ちなみに書き忘れていましたが、2日目のレース後、京急油壺マリーナに上架しました。11月中はそこでひたすら船底塗料を削ることに全力を注いで、船のスピードに磨きをかけたいと思います。

今後とも応援のほど宜しくお願いいたします。

 

関根佑樹


人は夢を三度見る

2023年06月12日 14時04分43秒 | レース反省
平素よりお世話になっております。
SNIPEチームリーダーの大野達也です。


今回は6/10,11に行われた関東個人戦の振り返りをさせて頂きたいと思います。


まずは結果の方からご報告させて頂くと、

4位 49 31308 西尾/三上 
10位 50 31494 大野/佐藤
17位 249 30072 中静/神田
40位 51 31494 千田/柳澤
61位 251 30531 市毛/今川
78位 250 30785 遠藤/松本

となりました。
詳しい成績はFacebookをご参照ください。

以上の結果から、東京大学からは3艇が予選を通過し、8月末に蒲郡にて行われる全日本個人へ駒を進めることができました。

この結果は日頃から応援してくださるLBの皆様、そしてご指導してくださる小松コーチや矢野コーチのおかげに他なりません。

また江ノ島に引っ越しを手伝ってくれたり、大会当日は葉山から応援してくれた470チームやマネージャーチームにも感謝しております。


チームとして目標だった複数艇の予選通過を達成できたのは喜ばしいですが、この結果に慢心せずにしっかりと全日本個人戦、秋インカレ、全日本インカレと着実にステップを踏んで行こうと思います。





ここからは大会の総括に移らせて頂きたいと思います。




今回の関東個人戦は今まで戦ってきた六大学戦や春インカレとは違い、微軽風のレガッタ…

チームとして強風はある程度戦える自信はあったものの、弱い風のコンディションでは不安はありました。

その不安を拭うために小松コーチ、矢野コーチの指導のもと、土日の練習だけでなく平日に自主練習をして、ボートスピードの改善を図りました。

その甲斐もあって、大会当日はチーム全艇がしっかりと予選通過を狙えるボートスピードをつけることができました。



ただ今回の大会で一番明暗を分けたのは間違いなく1R目のブラック旗。

個人戦1R目ということもあり、気合の入った艇団はラインに対してかなり高い位置でウェイティングをしていました。

1分前からライン真ん中の艇団がリコールする始末で、20艇ちかい船がBFDとなりました。
本部船にてエントリーナンバーで埋め尽くされたホワイトボードが掲げられると、どよめきが起きていました。

関東個人戦は残酷な勝負の世界をすごく反映しています。

考えれば自分も今回で3度目の関東個人戦であり、今までは予選通過とは程遠い順位で終えてきました。

その度に悔しい思いをしたし、僕と違って僅差で負けた人達はもっと悔しかったと思います。

このように負け続けてきたからこそ、今回のレガッタで敗退してしまった人たちの無念は痛いほどわかります。

でも、まだヨット人生は終わらない。僕も彼らも。

僕たちはたまたま予選通過できたに過ぎず、絶対に負けたままで終わらない彼らだからこそ、僕たちもこの結果に慢心せずに精進します。

来たるべき勝負の世界でもう一度勝てるように。


チームとして関東個人戦も全日本個人戦も通過点に過ぎません。
1番の目標は全日本インカレにて悲願の目標を達成すること、これに尽きます。


そして僕自身も入賞組とは程遠い実力差を感じました。
彼らは僕のように予選通過とかいう次元で戦ってない。
さらに上のステージで戦っている、そんな気がして悔しかったです。


これからネジを巻き直して、来たる夏に向けてパワーアップしていきます。
彼らと肩を並べる時を夢見て。



今後とも応援よろしくお願いします。



4年スナイプチームリーダー


大野達也

夏を感じる

2023年05月26日 23時29分35秒 | レース反省
お世話になっております。クルーザー班3年の関根佑樹です。


先週の土日はスプリングレガッタがありました。1日目はハリヤードトラブルがありつつ、2日目は、トップフィニッシュした次のレースでリコールするといった、仰秀にとっては波乱万丈ながらも実りの多いレガッタとなりました。運営をしてくださった方々、ありがとうございました。


以下リザルトです。



5-5-6-7-7-1-(OCS) 計31点 5位/8艇


1日目は順風から強風に吹き上がる北風の中で4レースが行われました。

1レース目は正直、タクティクスが良くなかったです。タクティシャンのタックやジャイブの判断が遅く、さらにドライブがそれをリカバリーすることができず、変なところでタックしたり、インを取れるはずの下マークで逆に取られてしまったり。とにかくドライブとタクティシャンの連携が取れていませんでした。

2レース目は1下までとても順調でした。月光、月光ダイアナ、ダボハゼの3艇の真後ろに位置取ることができ、コース次第では3位以上もありうるという展開でした。しかし、ジブハリヤードが切れてしまいました。ジブハリヤードが切れるのは代替わりしてから4回目です。切れるたびに原因を考えては改善をしているのですが毎回切れてしまいます。今回、直接マリンショップの方に見てもらったところマストの付け根のブロックに問題がありました。当たり前のことですが常日頃から整備を怠らないことが大事であるとともに、整備に関する知識が不足していることを痛感しました。

3、4レース目は風が吹き上がってきて、振れやパフが大きい中で走らせるのが難しかった印象です。4レース目はジブチェンをするか迷い、結局ジェノアで走りました。全日本を見据えての判断です。その結果はさておき、判断した際に振れやパフが大きいこと、点数の近い船がどうしているかを考慮しなかったのは反省すべきだと、レース後に月光チームの方と話していて反省しました。


2日目は1日目とは打って変わって南風の微風で3レースが行われました。

1レース目は普通にドベでした。

2レース目はうまくブローをつかむことができ、1位でした。

3レース目はリコールしました。自分はバウマンの「出てない」という言葉を信じてとにかく走らせました。フィニッシュラインを横切ったときホーンがならなかった時、絶望しました。リコールしたこと、そしてそれを解消できなかったこと自体は反省すべき点は多々あると思います。ただ、バウマンの言葉を信じて船を走らすことができたのは、チームとして良かった点なのではとポジティブに考えています。


長くなりましたがこれにて終わりにします。
仰秀の応援のほど宜しくお願いいたします。


関根佑樹

嵐を呼ぶ男

2023年05月11日 23時31分57秒 | レース反省
お世話になっております。
ディンギー班主将の西尾拓大です。

今回は春インカレの振り返りをしていきたいと思います。

まずは結果からです。

国際470級
4829 吉田/加藤 32点 32位
4791 佐藤/松尾 25点 25位
4692 成相/丸山 28点 28位
合計 85点 11位

国際スナイプ級
31308 西尾/三上 9点 9位
31494 大野/佐藤 22点 22位
31418 中静/神田 15点 15位
合計 46点 5位

総合 131点 6位








二日間で1レースしかできませんでしたが、十分実力が現れた1レースでした。

そんな中、僕個人としては正直に悔しい気持ちと、次への希望が見えた明るい気持ちと複雑な感じでした。

部として、4月から多くのことを抱え込みながら迎えた春インカレ。東大ヨット部としては例年、非常に難しいレースです。というのも、新勧と練習を両立しつつ、春インにのぞみます。

東大ヨット部の強みは部員数の多さです。
それを支えるのが新勧です。なので、僕らにとっては年間行事の中でも新勧は特に重要で、
他大学に比べ新勧に力を入れてきました。

しかし、昨年からチームの実力アップのため、練習の比率をあげました。そして、今年は新勧の質を落とさず、一方で練習に打ち込めるよう、下級生が中心となって様々な改革を起こしてくれました。駒場からの送り迎えや1日中を通した試乗会など、本当にこれは新入生のためになっているのか?、と当たり前となっている慣習を見直し、適宜改善していってくれました。例年と異なることをするというのは、大変な苦労があったと思うし、不安も多かったと思いますが、全力で突き進んでくれているみんなには感謝しかありません。本当にありがとうございます。新勧もいよいよラストスパート。ちょっとでも多くの新入生にヨット・ヨット部の魅力を伝えて、仲間を増やそう!

そんなみんなのお陰で、今年は例年になく練習に打ち込むことができ、自信を持って春インカレを迎えました。

しかし、スナイプが5位、470が11位。今年度の目標の「全日本総合入賞」へまだまだでした。昨年の全日本総合入賞校は、関東でいうなら早稲田、慶應、日大の3大学。

何が原因か。

たった1レースの中に、470とスナイプとを合わせて合計6艇のうち、3艇がレース中に沈。自艇に至っては、上マークのゾーン内タックからの4回転。文字はつかなかったけど、これらで失った点数は計り知れません。

たらればではなく、こういうことをしてしまう、それこそが今の僕の実力出し、チームの実力。

基礎練習不足。ただこの一つに尽きると思います。

また、冬に逆戻り!?と思われるかもしれません。でも、決してそういう訳ではないです。

この前、ある方がヨットレースにおいて重要な5つのことを教えてくれました。
① スピード
② スタート
③ コース
④ 動作
⑤ トレーニング

① から③がレースの勝敗の大半を占める、そして④と⑤が勝敗の最後に現れると。

僕の個人的な感覚的には、あのよくある栄養のバケツのイメージに近い気がします。
えっ、どういうこと?

つまり、バケツの壁面がこの5つの柱でできてて、何か一つだけが特にデカくても、残りの何か一つが小さいだけで、そこから水が漏れる的な。つまり、スピードが誰よりも速くても、コースがめちゃくちゃだったら、最終的な結果はそこに合わさってしまうということ。

代替わり直後は、全てが不完全で、そもそも壁のないようなバケツ。そして、そっから寒い冬を乗り越えて、④の動作の柱を作ってきました。そして、この春で残りの柱をおんなじ水準かそれ以上のとこまで、伸ばしてきました。そして、今僕たちのバケツは④が小さいバケツ。確かに、課題は代替わり直後と一緒かもしれませんが、一周回って同じとこに戻ってきたわけではなくて、一段高いとこに回ってきたんじゃないかと思います。

て言っても、まだまだ小さなバケツ。

これからは、余裕のある動作。混戦時、強風時であっても、確実にそして強みとなるような動作。これこそ、これから取り組みたいと思います。

この分野は地味だし、時間がかかると思います。
その分、絶対裏切られない、頑張れば頑張るほど返ってくる。
エンジン全開で、しかも根気強く頑張ります。

また、今大会もたくさんの人に支えてもらいました。
海リーダーのズーマにいまぽ、陸リーダーのモリサクを初め、それぞれが自分の役割を一生懸命やってくれたからこそ、この1レースにかけて臨めることができました。また、悪天候の中、幅広い年代のLB様が葉山にお越しになって、応援してくださりました。さらには、東大の応援部が葉山港でエールを送ってくださる(コロナの影響でここ3年onlineや駒場で行っていました)など、多くの後押しを頂き、本当にありがとうございました。


振り返れば、代替わり後「どうする!?家康!」ならぬ「どうする!?我ら!」の連続でした。(最近、バレ始めましたが、案外ドラマ好きです。)
どうする!?とんぺい戦!から始まり、
どうする!?六大!
どうする!?新勧!
そのほか、書き切れないほどの「どうする?」と対峙してきました。その度に助けてくれ、時には救い出してくれ、、、
僕の力だけではここまで到達できませんでした。
ご協力して下さった皆様、ありがとうございます。

一方で、これからも、
どうする!?七大!
どうする!?レスキュー!
どうする!?引っ越し!
その他、様々な段取りが「どうする?」だらけです。
先を見通そうとしつつも、明日、明後日のことすら見通せない、

もがき苦しみ、みんなに迷惑いっぱいかけてて、、、

理想の主将にはほど遠いなあ。

そう思いつつも、残された時間はあと半年。僕なりに踏ん張って、頑張りたい。そして楽しみたい。コリずに一緒に突っ走ってくれたら嬉しいな。

それでは、まずは今週末。
どうする?5月祭!
入学してから初めての対面開催。
僕らヨット部も、「マショマロ焼いてみヨット」を出店します。ぜひ足を運んでください。こんがり焼けた部員が、こんがり焼けたマショマロを提供します!

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

ディンギー班主将
西尾拓大


ナイスハイクアウト、おつかれさま。
まだまだ、見たことない景色、これからみていこ


そういえば、、、
タイトルと本文の繋がりは!?
ヒントはこちらからどうぞ!
https://blog.goo.ne.jp/todai_dinghy/e/43b9dfbd3807b67e1e53ea5a85e1eefd
初々しい、、、

アドベンチャー

2023年03月27日 06時22分51秒 | レース反省
お世話になっております。470リーダーの吉田です。

3/25-26に春季六大学ヨット定期戦が開催されました。この大会は例年春季五大学ヨット定期戦と合同で行われ、実際には東京六大学に中央大学と日本大学を加えた計8大学でのレガッタとなりました。リザルトは以下の通りです。

470級 全37艇
4829 吉田(4)・加藤(4)
13-12-14-17-6-4 66点 12位

4791 佐藤(4)・松尾(4)
20-17-21-12-22-8  100点 18位

4692 成相(3)・丸山(4)
15-22-25-22-21-25 130点 22位

4579 澤田(3)・山本(3)
27-29-30-26-29-26 167点 27位

4452 安藤(4)・槇枝(2)/秋田(2)
31-31-33-31-32-31 189点 32位

クラス別成績 247点 5位

スナイプ級 全38艇
31308 西尾(4)・三上(2)
3-3-6-3-1-3 19点 1位

31494 千田(4)・柳澤(4)
16-24-11-19-20-21 11点 17位

31418 中静(3)・神田(3)
22-12-16-15-14-12 91点 15位

30072 大野(4)・佐藤(2)
11-18-17-21-25-34 126点 20位

クラス別成績 173点 3位

総合成績 420点 5位

結果としては470級は8大学中5位、スナイプ級は3位、総合成績は5位となりました。

約2ヶ月にわたる春合宿の集大成ともいえる今回の大会で、各チームとも例年よりも良い成績をおさめることができました。また、スナイプ級から個人成績1位のペアが生まれたことは、同じ東大ヨット部員としてとても誇らしく思います。

470チームとしては、ピンダウンコンディションでのボートスピードに対してはある程度得意意識を持てた大会となりました。他の風域でも安定した順位をとれるようにこれからも練習を積み重ねていきたいと思います。また、スナイプに比べるとレギュラー艇4艇の間で多少実力差が生まれてしまっているため、お互いがより高め合えるよう、こ差を縮められるよう、ペア間での情報共有もしっかり行っていきたいと思います。

また、今年の六大学戦は東大が主管校であるため、この土日は例年よりも多くのLBに来ていただき、サポートボートに乗っていただいて運営を手伝っていただきました。レース委員長をしてくださった下重様をはじめ、本当にありがとうございました!

2ヶ月間の春合宿も、いよいよ残り1クールとなってしまいました。春インカレで目標を達成できるよう、まだまだ気持ちを引き締めて地道に努力していきたいと思います。

甘い詰め

2023年03月08日 12時29分17秒 | レース反省
平素よりお世話になっております、クルーザー班新3年の友成です。

3月3日〜5日まで愛知県豊川市の三河みとマリーナで行われました、ANIORU’S CUP のご報告をさせていただきます。

東大 2-1-(OCS)-2-1 計6点
2位/6艇

優勝だけを目指していた、というより優勝するべき大会でしたし優勝しなければならない中でのこの結果。言い訳したくなってしまう気持ちはありますが、ただただ個人的にもチームとしても実力が足りませんでした。

自分のタクティクス面も含め具体的な反省を言えばキリがありませんが、強いて言えば1レース、1レースへのこだわり、ここで決めなければならないという覚悟が個人としても、チームとしても全然足りていませんでした。
最初のレースで2位を取ったときも残りのレースで1位を取れば大丈夫と思ってしまいましたし、1日目の時点でOCSをつけたときも残り3レースで1位を取ればよいと思っていました。しかし結果として翌日は2レースを消化したところで風がなくなりAP、ノーレース2つをはさんでレガッタは終了となってしまいました。
本部船からのAPA旗を見たときの不完全燃焼感は忘れられません。

もちろん1レースごとに結果が出てしまう以上切り替えて臨むことは必要ですが、レースの実施が自然に左右され予定されているレース数が消化される保証はどこにもない以上、どの時点できられてもよいと自信を持てる結果でなければなりません。このレースで必ず決める、目の前のレースへの覚悟・意識の差、そこが今回勝てなかった一因だと思います。

幸いにもこのチームはまだ若く、リベンジする機会があります。前回のブログでも書かせていただきましたが、今回の経験を学びがあっただけで終わらせません。

この大会に向けてディンギーから来てくれた和真・西間、本当にありがとう!クルーザー班という良くも悪くも血が固まりやすい環境で、新しい風を吹き込んでくれました。

最後に大会に協賛してくださった各企業の皆さま、マリーナの方々、運営してくださった現4年生をはじめとする外洋学連の皆さま、誠にありがとうございました。

早いものでもう3月です。残りの春合宿から一つでも多くのことを学べるよう、目的意識を持って臨みたいと思います。


友成遼

勝ちたい

2022年11月02日 11時51分49秒 | レース反省
お世話になっております、クルーザー班2年の友成です。

10月29,30日に行われました、J24関東選手権について書かせていただきます。

詳細はFBにも載せさせていただきましたが、以下リザルトです。

仰秀 5-(6)-6-6-5-5 計27点  6位/6艇

最下位のレースが3つ、下から二番目のレースが3つ。
率直にいって非常に悔しい結果です。

フォアデッキ、ドライブそれぞれに課題があったと思いますが、ここでは自分の反省を書くにとどめたいと思います。

今回自分はスタートとコース引きをやりました。
以下簡単に各レースの振り返りをしたいと思います。

1レース:ホワイトスコールにつられてリコール、そのまま追いつけず
2レース:スタートで一線から出れず不利な右海面に生かされる
3レース:スタートで下艇につぶされる+2上で鬼ヘダーのるつぼ
4レース:1上で振れを掴んで大きくゲインするも2下でどラルを走る+回航の膨らみで計3艇に抜かれる
5レース:上回航で大きくスタボオーバーセール
6レース:上位艇の真似をして有利海面を走る+3上で下位艇をひたすらカバーして何とか最下位回避


課題は大きく3つあると思います。

1つはスタート。特に一日目はジャストタイム、フレッシュともにまったくできていませんでした。出遅れるからこそ、その後のコース選択の余地が少なくなってしまっていました。バウマンのスタートは自分は初めてでしたが、他艇に合わせる意識が薄すぎました。この点に関しては2日目はだいぶ改善され、上有利な状況で本船側からジャスト・フレッシュで出られることが多くなったように思います。

2つ目は振れの予測と反応が鈍感すぎること。特にコース中央付近から上マークにかけて周期的かつ大きく振れる中、振れ出した瞬間に返すという判断ができず、後手後手に回った感は否めません。前のレグの情報を参考にシフトの方向と大きさを事前予測すること、時には大胆な判断も必要だと改めて実感しました。

3つ目は何と言っても上マークでのオーバーセールが多すぎること。レイに乗れないことを過度に恐れるあまり、大きくオーバーしてしまう場面が目立ち、せっかくのゲインを潰す状況が目立ちました。オーバーほど馬鹿らしいことはありません。これも事前にタック角を意識しておくこと、セオリー通りに足りな目に打てれば防げたはずです。この点は一番簡単に改善できるポイントです。


具体的な反省点としては上記の3つですが、より大きな観点からレースの反省をまとめると、もう少しマクロな視点で他艇を見ること、自分の選んだ海面に固執しすぎないことが重要だと感じました。もちろん予測や自分の考えは重要ですが、その予測が合っているのかを常に疑って都度ブラッシュアップしていく意識、合っていないのなら自分の判断を捨ててうまい他艇の真似をする勇気と大胆さが必要だと強く思いました。

レースにご一緒してくださったLBの高山さま、本当にありがとうございました。レース中隣に乗らせていただいて、どういった判断をするのか、何をその状況で考えるのかといったことを間近で見させていただいたことは大きな学びとなりました。

レースを運営してくださった皆様、誠にありがとうございました。


今回のレースを通して大きな学びは確かにありました。
でも収穫があっただけで終わらせるわけにはいかない。やはり勝てなければ面白くない。勝たなければ意味がない。
早く勝てるようになります。


引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。


クルーザー班2年  友成遼

チーム東大

2022年10月14日 19時08分00秒 | レース反省

ディンギー班主将の調です。

秋インカレの振り返りをさせていただきます。


まずは、大会を運営して下さった皆様ありがとうございました。

結果として8レース、一つのレースとして不満の残るものはなく、決勝の舞台に相応しい素晴らしいレガッタになったと思います。


また、ハーバーに足を運び、応援して下さったLB、保護者、協賛企業の皆様、ありがとうございました。

大会中は、本当に多くの方に応援に来ていただきました。全日本では皆様の期待に120%応えるレースをしたいと思います。

更に今年は、昨年に続く470新艇、そして待望のニューセールを購入させていただきました。

こうした手厚いご支援が結んだ結果であり、まさに関係者全て含めたチーム東大で掴んだ総合入賞だと思います。本当にありがとうございます。


そして、サポートをしてくれたチームのみんな、本当にありがとう。

マネージャー、陸メンバー、レスキューボートまでみんなが一丸となって完璧に支えてくれました。


授業が始まった平日の、練習に数人しかいない時でも朝昼晩ご飯が用意されていたし、海から上がったら常に間食を用意してくれました。

一年生も、1日に動画を何十本も撮って全部送ってくれて、オフの日にわざわざLINEで送ってくれた時もあった。

レスキュー体制は言うでもなく完璧で、確実に関東一のサポート体制でした。ノウハウはここでは記しませんが、是非引き継いでいってほしい。

サポートのみんなが、「レースメンバーがレースに100%集中できる環境」を見事に実現してくれた。全日本もチーム一丸となって闘いましょう。宜しくお願いします。



ここまで長くなりましたが、ここからは今レガッタの振り返りをしたいと思います。


今大会は、結論から言えば、非常にしんどい、悔しいレガッタでした。

もともと、今大会の470チームの目標は4位入賞。つまり、春に負けた中央明治明海横国を倒すということ。


合同コース練習の感触からも、強風こそ三強に敵わないものの、得意な中風域ならかなり戦えるなと思っていました。

六大学戦の初日、早慶に勝って首位で折り返し、2日目崩しつつも明治に勝って3位入賞したことも僕らの自信になっていた。


そして始まった秋インカレ、第一レース。まさかの2艇リコール。

そうでなくても叩いていたレースで、レスキューに「お前以外点数がついてないぞ」と言われ、かなり気が動転した。信じたくなくて3回くらい聞き直した。


落ち着いてレースこなせばいけるはずやと言い聞かせつつ、今までで一番焦っている自分がいた。

その焦りともう絶対に叩けないという恐怖が視野を狭くし、第2レース、2回プロテストをかけられる。イチャモンに近いものだったが、ライバル校からのプロテストであり、リスクを排するために計4回転。結局16番フィニッシュ。


3レース目、左サイドに強いブローが入る展開で、自艇こそシングルだったが、他2艇は右で爆死。ここでAPA


着艇後点数を確認すると、8位まで33点、7位まで38点の10位。本当は春に負けた大学とバチバチ戦っているはずが、ボーダー付近で点数と睨めっこする展開になってしまった。


弱気は敵だと思い、全体MTGでは出来るだけ明るく、盛り上げようと振る舞った。

それでも正直、初日の夜は、本当にいけるのか?と弱気が出てきそうにもなった。

そんな自分の横で、楽しそうに古畑任三郎を鑑賞してる古山と大吾と西尾を見て、少し元気が出てきた。


2日目の朝、小松さんがMTGで、「知らない人は、東大はもう終わったと思っている。それを跳ね返すには前を向くしかないんだ」と言った。

N田恵さんにも、「東大、意気込みすぎじゃないですかぁ?」と言われた(らしい)

そう思われてるのかと思うと、やるっきゃねぇと燃えてきた。


そうして始まった2日目は、非常にしんどかった。スタートで引き込めなかった。こういう精神状態の中で、絶対に出ないけどバウを出せるスタートを決められる実力がなかった。毎回追い上げる展開を強いられた。

3年生の松尾や丸山にもボーダー争い即ち引退が懸かっているというしんどさを背負わせてしまい、申し訳なかった。それでも、彼らは常にその重圧を一緒に背負って戦ってくれて、そのことが本当に頼もしかった。

とにかく懸命に4レースやって帰ったら、下と20点差の7位に浮上していた。スナイプも死闘を繰り広げて、総合は5位だった。


最終日。1レース。絶対に、次に繋がるような、一番良いレースにしようと意気込んだが、それでも14位フィニッシュだった。

総合5位は嬉しかったが、自分達の結果には全く満足できなかった。夏あんなに頑張ったのに結果はこうなのかと悔しかった。陸で待っているみんなに申し訳ないと思った。


そんな気持ちで着艇したら、色んな人に祝福された。

全日本に繋げられたこと、総合入賞したことを、みんなが本気で喜んでくれており、そのことが本当に嬉しくて、頑張りが少し報われたような気持ちがした。

そして、この悔しさを晴らす舞台がまだあることが幸せだと思えたし、自分も、観ている人も、もっともっとワクワクするようなレースをしたいと思った。



僕らの代の目標は全日本総合6位入賞。


秋インカレは、過ぎてしまえば、水域予選、通過点に過ぎません。

今年のチームを知ってるみんななら、誰一人としてこの結果に満足していないはず。


琵琶湖で、全員で入賞を掴み取りたい。

あと1ヶ月、全員で頑張ろう。



東京大学運動会ヨット部 主将 調亮太郎




シン・日曜劇場

2022年10月14日 18時45分00秒 | レース反省

お世話になっております。2年スナイプスキッパーの中静です。


長いようで短く、でもやっぱり長かった夏合宿が終わり、学校生活が再開しました。

久しぶりの駒場キャンパスには銀杏の香りが漂っており、秋の到来を感じるとともに、くさいな、やめてほしいな、と思いました。


さて、10/8(土)〜10/10(月)に行われました関東インカレ決勝の振り返りをさせていただきます。自分は海上のサポートだったので主にその視点からの感想になります。


この3日間は海で1本の映画をみているようなドラマチックな展開で、緊急、不安、喜び、感動等、色々な感情を味あわせていただきました。


詳細は他の人がブログで書くと思うので割愛させていただきますが、470チームの最下位からの怒涛の追い上げ、スナイプチームの起死回生の乗員交代等どれも涙が出るほど感動しました。


たぶんこのドラマを海で見る人、陸上で見る人、SNSの速報で見る人、全員同じ気持ちだったと思います。スタート前のドキドキやシングル回航した時の喜びを共有できる人たちがいるのは嬉しかったです。

そして僕たちの思いを背負って戦う先輩のことを純粋にかっこいいと思いました。ギリギリの状況で笑顔だったのが印象的でした。

1年後、2年後にあんな風になれるようにヨットに真摯に向き合っていきたいと感じました。



今回、交代要員として海に出させていただき様々な学びと感動を得ましたが、同時に悔しい思いもしました。1日目の軽風ではいつでも交代できるつもりでいましたが、2日目の強風では、自分とレギュラー3艇との実力差が大きく交代という選択肢が全くありませんでした。万が一何かあっても安心して任せられる交代要員がいないことは先輩方の精神的負担になってしまったと思います。


ただ、強風でのボートスピードが自分の1番の課題だということを強く認識できる良い機会になりました。

風が強くてもしっかり前を走れるように、まずはたくさん食べて、筋トレしてZOURYOできるように頑張ります。


それでは失礼します。



2 中静勇輝