浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

作曲をする指揮者ワインガルトナー それとも指揮する作曲家ワインガルトナーか

2007年09月16日 | もう一つの顔
ワインガルトナーは多くの作品を残した墺太利の作曲家で、指揮者としても有名である。この当時の指揮者、洋琴家の殆どは作曲を手掛け、そもそも作曲家を目指した者が非常に多いのは、音楽家たるものはやはり作曲家が創造主、つまり神であり、再現芸術家はその僕(しもべ)であるといふ、ごく当たり前のことが当たり前に理解されてゐたからである。現代は神不在の時代であり、再現芸術家である神の僕(しもべ)が神の如く振舞ひ、我が物顔で居る。 . . . 本文を読む

フルトヴェングラー作曲提琴奏鳴曲第1番

2007年09月16日 | もう一つの顔
フルトヴェングラーの提琴奏鳴曲第1番を聴いてゐる。今日、これを聴くのは7回目である。僕は、少し気にいるとこのやうに一度に何度も繰り返し聴いて、その日のうちに自分の頭に仕舞いこんでいく習性がある。しかし、最近はアルチュウハイマーの影響で記憶に残る作品が激減してゐる。 . . . 本文を読む