浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

SPレコヲド60年 最後の金字塔 デュクレテ・トムソン盤のフォーレ「レクイエム」

2006年10月09日 | 指揮者
フォーレのレクイエムを学生時代に歌ったが、オケとやった本番の感動は数日間覚めやらず、現在でもこの曲を聴くたびに蘇る。長らくこの曲の名盤を探し続けたのも、特別な想いからである。やうやく行き当たった名盤がこのアンゲルブレッシュの演奏だった。 . . . 本文を読む

ゲオルグ・クーレンカンプ&ヨッフムによるドヴォルザーク協奏曲

2006年10月09日 | 提琴弾き
クーレンカンプは1898年生まれの独逸の提琴家で、フーベルマン、カール・フレッシュらと親交があり、カザルスから多大の影響を受けたとされてゐる。小児麻痺を患い、生涯病弱であった彼は、1948年に50歳の若さで逝ってしまった。1937年に発見されたシューマンの提琴協奏曲の初演を行ったのもクーレンカンプである。 . . . 本文を読む

アンドレ・セゴヴィア バッハのシャコンヌ

2006年10月09日 | 器楽奏者
松田晃演氏のお宅にお邪魔したときのことは以前にもご紹介したが、セゴヴィアについて熱く語っておられたことは今でも忘れられない。ギターに特別興味があってお邪魔したわけではなかったが、蓄音機から流れ出るこの世のものとは思えぬ美しい音色を聴かせていただいて、セゴヴィアや松田氏が追求している美の世界は少し分かったやうな気がした。 . . . 本文を読む