浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

フルトヴェングラーの生まれ変わりか 別宅の庭に突如出現

2006年10月08日 | 指揮者
戦時中のフルトヴェングラーの白熱したライブ録音では、極度に緊張を強いられる演奏が多い。序奏部は極端に遅いテンポで始まるが、展開部ではどんどん加速され、頂点を築く。そしてコーダと息の長いフェルマータのついた終結音で曲は締めくくられる。1943年の「コリオラン」序曲や1944年の「魔弾の射手」序曲は典型的だ。 . . . 本文を読む