「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】八丁山、お伊勢山

2006-04-22 21:04:25 | 道不明瞭
             (写真)伐採地から見た稲村岩尾根と鷹ノ巣山

奥多摩山岳会のホームページの第4回マイナールート探訪で紹介されている巳ノ戸尾根から八丁山のコースを登りました。ガイドでは往復を薦めていますが、八丁山から尾根を辿って1,338m峰(お伊勢山の標識あり)を経由し、鞘口ノクビレから巳ノ戸沢(巳ノ戸谷ではない)沿いに下って元の登山口に戻る一周コースを取りました。巳ノ戸尾根には踏み跡はありませんが、藪こぎもありません。新緑には早すぎましたが、沢沿いに下る道にはヒトリシズカの群生が見られました。この道が稲村岩尾根登山道に合流する橋は封鎖されています。

【日 程】2006年4月22日(土)
【山 域】奥多摩
【山 名】八丁山(1,280m)、お伊勢山(1,338m)
【メンバ】単独
【天 候】くもり
【参 考】奥多摩山岳会HP
【コース】稲村岩尾根登山口(9:50)→八丁山(12:30)→お伊勢山(13:00)→鞘口ノクビレ(13:10)→東日原バス停(14:50)

新宿駅で7時44分発のホリデー快速に乗ろうとすると、前方の奥多摩行きはすでに満席となっていた。やむなく後方の五日市行きに乗る。拝島駅で切り離しの時に奥多摩行きに乗り換えたが、通勤電車なみの混雑だった。奥多摩駅からは、東日原行きの臨時バスが定時より少し早く出た。このバスも満員だったが、川乗橋で半数程度が下車し、東日原で下車したのは20人程度。7名のグループが初めに歩き出し、すぐ後を追う。稲村岩尾根登山口に入り、巳ノ戸橋を渡って登りにかかる。

標識のあるところで立派な仕事道が別れ、上に登っていく。登山道なみにしっかりした道を辿って行くと、倒木のあるところで急に不明瞭となる。左にトラバース気味に細い踏み跡があり、石積みの広いスペースに出る。片隅には壊れた小屋のあと。たき火の跡があり、梅の木が2,3本、ちょうど花が咲いていた。その先からは細い踏み跡を辿って右手の尾根に上がっていく。踏み跡は時々錯綜するが、自然に高度を稼ぐように選んでいく。

やがて、広い伐採地に出る。展望が利いて、鷹ノ巣山と長く尾を引く稲村岩尾根が間近に見え、反対方向には川苔山も見える。尾根に上がると反対側は植林されており、囲いが作られていた。尾根に沿って登って行くとちょっとした岩場があり、尾根は左へ曲がって続く。ここからは登りがきつくなる。単調な登りをこなしていくと、尾根が痩せてきて岩場の登りになる。展望がすばらしく、長沢背稜全体が見渡せる。小川谷の奥の山肌が大きく削られているのが目に付いた。小川谷にはずいぶん長いこと来ていなかったが、いつ頃から削られ始めたのだろうか。

岩場の痩せ尾根はすぐに終わり、平凡な登りとなって八丁山に着く。山頂は展望がない。反対側にいったん下り、登り返すと痩せ尾根となる。アップダウンもきつくなく、楽しく歩ける。途中、標石を一つ見て、1,338mピークへ登る。標石は見あたらなかったが、大きな木の根元に「お伊勢山1,338m」と記された板が置いてあった。ここも展望はない。下ると標識があり鞘口ノクビレであることが分かる。巳ノ戸谷で遭難された方の碑があった。ここは、十字路になっていて、直進は尾根を辿って鷹ノ巣山方面へであるが、藪がひどそうだった。また右手は巳ノ戸谷方面であるが、進入禁止の表示がある。左手は巳ノ戸沢方面へ下る道である。

時計を見て、東日原からの14時50分のバスに間に合いそうだったので、左手の巳ノ戸沢方面へ下ることにした。道はしばらくは明瞭だが、大量の落ち葉で足下がわかりにくい。このあたりはハシリドコロの花が多い。沢に下ったところで、いったん道が消えてしまう。沢に沿って下っていくと水流も出てくるが、開けた沢なので下りやすい。やがて左岸に踏み跡を見つける。踏み跡は主に左岸に付いており、だんだんはっきりしてくる。この道は沢から離れ高度が増した辺りで崩れそうな部分もあって注意が必要。沢自体に困難な所はないので、今後、道がさらに荒れた場合はむしろ沢身に沿って歩くなど、状況に応じた判断が必要となるだろう。

ヒトリシズカの花の群生を見て、やがて渡らないように閉鎖されている橋を渡って稲村岩尾根登山道と合流する。この登山道は一カ所、崩れている所があったが、一般道なのでそのうち修復されるだろう。東日原からのバスにはなんとか間に合った。

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2 コメント

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コメントどうも (たぬきせんべい)
2006-04-24 23:00:48
シマダさん、コメント有難うございます。本文を少し分かりやすく直しました。八丁山へは伐採地までは踏み跡がありますが、巳ノ戸尾根には踏み跡がありません。しかし、尾根を忠実に辿れば迷うことなく行き着けます。奥多摩山岳会のホームページも参考にされると良いでしょう。
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八丁山 (シマダ)
2006-04-24 19:30:17
この辺りを歩くつもりはあるのですがなかなかふんぎりが付きません



貴重な情報を頂きました
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